
<オープン戦:ドジャース-エンゼルス>◇23日(日本時間24日)◇ドジャースタジアム
エンゼルスのマイク・トラウト外野手(33)が「3番右翼」でスタメン出場し、3打数1安打を記録した。
第1打席は左腕フェリスと対戦。カウント2-2から内角の直球で遊ゴロに倒れた。
第2打席は1-0の4回無死、カウント1-2と追い込まれてからボール球を3球連続で見極め、四球を選び出塁した。
第3打席は1-0の5回2死一、二塁で右腕カスペリアスのカットボールを打ち損じたが、ボテボテの打球に力走して遊内野安打となった。
第4打席は1-1の7回無死、右腕ガルシアの内角ツーシームを引っかけ、遊ゴロに倒れた。7回の守備からベンチに退いた。
オープン戦では打率2割7分3厘、2本塁打でOPS(出塁率+長打率)は.982と好調をキープしている。
試合前には盟友のドジャース大谷翔平投手(30)と再会。試合前のウオーミングアップの際、中堅付近でお互いに近寄ってがっちりと「ハグ」を交わした。その後、しばし笑顔で談笑するなど、ともにMVPを3回獲得した「トラウタニ」のツーショットに、スタンドのファンも熱い視線を送っていた。
今季は中堅から12年以来の右翼へコンバート。昨年の4月に左膝の半月板を損傷し手術を受け、7月にマイナーで実戦復帰したが、再び左膝を痛めた。21年はふくらはぎの故障のため36試合、22年は背中の痛みに悩まされ119試合、23年は手首の骨折のため82試合しか出場できないなど近年は故障に苦しんでいた。
コンバートについては2月17日(同18日)にMLB公式サイトが伝えた。トラウトは同16日(同17日)にミナシアンGMとワシントン監督と会い、今シーズンのコンディション維持策について話し合い、中堅を守ることで生じる負担を減らすために、右翼手に移るのが最善だと判断。今季は指名打者を務める日も織り交ぜることになった。