
<センバツ高校野球:東海大札幌7-6日本航空石川>◇23日◇2回戦
出場32校がすべて登場し、1回戦16試合を終えたが、フェンスオーバーの本塁打は「0」だった。
本塁打は西日本短大付(福岡)の斉藤大将外野手(3年)のランニング本塁打だけ。
視察した、あるプロ野球スカウトは「毎年、センバツの序盤はあまり長打が出ないが、今年は惜しい当たりも少なかったのでは」と振り返った。
新規格のバットが採用されて最初の甲子園だった昨春は、1回戦で2本のフェンスオーバーが出た。ただ大会通算ではランニング本塁打1本を加えて史上最少の3本にとどまり、話題になった。
7本塁打に増えた昨夏の甲子園も、序盤は歴史的な低調だった。大会1号は19試合目。金属バット導入後では最も遅かった。
今大会も2巡目からの増産が期待される。