
<W杯アジア最終予選:サウジアラビア1-0中国>◇20日(日本時間21日)◇C組◇第7戦◇リヤド
FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選は各地で行われ、日本と第8戦で対戦するサウジアラビアがホームで中国に1-0で勝った。2勝3分け2敗で勝ち点9とし、日本(同19)、オーストラリア(同10)に次いでC組3位に浮上した。
サウジアラビアは主将の背番号10、MFサレム・ドサリを中心に序盤から主導権を握った。前半22分には巧みなヒールパスを送り、DFブシャルが右足でシュート。これはクロスバーを直撃した。42分にもS・ドサリがスピード感あふれるプレーでゴール前に攻め込んだ。だが、これは中国の粘り強い守備に防がれた。
すると前半追加タイム、中国のFW林良銘(リン・リョウメイ)が危険なプレーで一発退場。こぼれ球の競り合いの際にDFカディシュの顔面を左足つま先で跳び蹴り。ピッチに倒れたカディシュは担架で運ばれ、そのまま交代した。
数的優位に立ったサウジアラビアは後半5分にエースのS・ドサリが先制。自ら相手ボールを奪って攻め込み、最後は味方の右からの折り返しを押し込んだ。その後、追加点は奪えなかったものの、そのまま1-0で勝ちきった。
敗れた中国は2勝5敗の勝ち点6。C組最下位となっている。