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【阪神】2軍が初タイブレーク初勝利 初体験の平田勝男監督も「いい緊張感でスリリング」


2025年2月18日、阪神2軍はソフトバンク戦でウエスタン・リーグに今季から導入されたタイブレーク方式で初のサヨナラ勝ちを果たしました。この試合では、延長10回から無死二塁の状況で進行。阪神は投手・岩貞の活躍により無失点で切り抜け、井坪陽生外野手の送りバント作戦が成功し、最終的に相手のエラーで勝利を収めました。試合中、難病から復帰を目指す投手・湯浅も登板し、1点を失いながらも最速153キロを記録し、順調な回復を印象づけました。試合後、平田勝男2軍監督はタイブレークの有利性とプレッシャー下でのバントの重要性について語り、選手の緊張感と成長を評価しました。

平田勝男2軍監督(2025年2月8日撮影)

<ウエスタン・リーグ:阪神4-3ソフトバンク>◇18日◇日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎

阪神2軍が今季からウエスタン、イースタン・リーグに導入されたタイブレーク方式で初のサヨナラ勝ちを決めた。延長10回から無死二塁の状況での形式。阪神は10回を岩貞の粘投で無失点で切り抜けると、10回裏無死二塁からこの日3安打の井坪陽生外野手(20)に送りバントを指示。2死一、三塁から三ゴロ悪送球でサヨナラ勝ちを決めた。試合では国指定の。難病「胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症」の手術から復帰を目指す湯浅も1点失ったが(自責0)、最速153キロをマークするなど、復帰ロードが順調なことを印象づけた。試合後の平田勝男2軍監督(65)の主な一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

-タイブレークは野球人生で初めて

「初めてですよ。タイブレークは後攻の方が有利だよね。有利、不利あるというかね、1点取られたら最悪でも引き分け。気持ち的にも楽だもんね」

-3安打の井坪に10回はバント

「そうや。バントよ。井坪なんか1軍に行ったらバントもせなあかんやん。彼らは打つだけじゃダメなんですよ。こういうプレッシャーかかるところで1軍はバントできる選手たちばっかりやん。そういうことはいい練習なので、井坪にとっては。シフト引かれた時に、あとは対応してバスターするとか、そういうことは勉強なんだけど。そういうことを求められる選手だ」

-タイブレークはいい勉強に

「いい緊張感で。6月ぐらいからノーアウト一塁になるんでしょ。見てるお客さんもスリリング、緊張感があって、ファンの人たちも、えーって言うてたやん。ファンの人たちも知らなかったんじゃない。タイブレークになるって」

-投手は気合入ってた

「岩貞、漆原、島本にしてもね。まあ、湯浅がちょっとまだまだ制球的に力みすぎなところね。あんなフォーク投げないで、まっすぐで行きゃいいのにと思うけど、そこは本人もいろいろもう抑えたい気持ちが、強すぎるんだと思う。あそこ(7回2死二、三塁)で笹川から(153キロ直球で空振り)三振をとった。30球を超えてたんで、どうかなと思ったんだけど、あそこはもう、あの1球は見事だったよ」

-湯浅は連投テストの意味合いも

「もう彼は故障者じゃないんで。今日も球数制限あんのかなと思って、30球超えたら代えなきゃいかんかって聞いたら、いや、もう制限ないですっていう、久保田(コーチ)が言ったんでね」

-今後もステップ踏んで連投も

「これからは連投とかより、球の質とコントロールと。もっともっとフォークの精度はまだ。(打者が)びくともしないもん。三振取れないよ。その辺の湯浅のいい時の精度を上げていくというとこですよ」

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