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【欧州CL】アンチェロッティ監督は審判支持「ボールに触っているように見えた」物議のPK決着


UEFAチャンピオンズリーグのマドリードダービー、アトレチコ対レアルで、PK戦における珍しい「2度蹴り」が議論を呼んだ。アトレチコ・マドリードのアルバレスはPKを蹴る際に足を滑らせ、ボールに軸足で触れた後にゴールを決めた。しかし、このプレーはVARによって「2度蹴り」と判断され、得点は無効に。シメオネ監督は判定に異議を唱えたが、レアル・マドリードのアンチェロッティ監督は審判の決定を支持した。PK戦についてアンチェロッティ監督は「PK戦は運次第。今回は我々に運が向いた」とコメントし、アトレチコの健闘を称賛した。最終的に、レアルがPK戦を制した。

Rマドリード対Aマドリード PK戦で1度は成功するもののスリップによる「2度蹴り」で不成功にジャッジが変わったアルバレスのPK(ロイター)

<UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL):Aマドリード1-0(2戦合計2-2、PK戦2-4)Rマドリード>◇12日(日本時間13日)◇ラウンド16第2戦◇エスタディオ・メトロポリターノ

【マドリード(スペイン)=高橋智行通信員】歴史的なCLマドリードダービーは、PK戦での珍しい“2度蹴り”が物議を醸した。

アトレチコ・マドリードの2人目、フリアン・アルバレスが蹴る瞬間に軸足を滑らせボールに触れた上で、右足キックでゴールを決めていた。VARチェックで認定され、成功から一転して失敗に変わった。

Aマドリードのシメオネ監督が「映像を見たがボールは動いていなかった」と発言した一方で、レアル・マドリードのアンチェロッティ監督は「我々が気づいた時、審判はすでに察知していたと思うが、私は気づかなかった。私が見た時、確かに左足がボールに触っているように見えた」と審判の判定を支持した。

PK戦は何が違いを生み出すのか? そう問われると「分からない。できる限り冷静な選手を選ぶ必要がある。PK戦はくじ引きやコイントスのようなものだと思っている。今日は我々に表が出たんだ。アトレチコは良いプレーをしたので、この大会から堂々と去ることができる」とコメントした。

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