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J3鹿児島の代表、書類送検騒動「登記手続きに不備あったと指摘された」当該理事は勤務実態なし


J3鹿児島ユナイテッドFCの徳重剛代表が、虚偽の登記手続きを行ったとして書類送検された。問題は、一般社団法人の理事の就任や退任の登記手続きが更新されず、2020年に過去に遡って無効な登記を行ったことによる。クラブは公式サイトで謝罪し、本人確認の不足などにより不備が生じたと説明している。徳重代表は、理事の解任を意図して辞任届を偽造したと疑われている。

※写真はイメージ

J3鹿児島ユナイテッドFCの徳重剛代表(47)が虚偽の登記手続きをしたとして、電磁的公正証書原本不実記録などの疑いで、鹿児島県警から書類送検されていたと11日に報じられたことを受け、クラブが同日に公式サイトで釈明した。

「本日、一部報道において、弊クラブ代表の報道がなされております。この件について、下記の通り報告させていただきます」と切り出し、関係各所へ謝罪。その上で次の通り説明を重ねた。

「今回報じられた鹿児島ユナイテッドFCに関連のある一般社団法人については、2020年に法務局の指摘により、2015年から同社の理事の就任や退任の登記手続きが更新されていなかったことが判明していました」

「もともと、同社の理事の就任・退任については、鹿児島ユナイテッドFCを運営する株式会社の役員と理事を整合させるという共通認識のもと行うことになっていたことから、2017年に任期満了による退任となる理事について、2016年に辞任という登記手続きを2020年に遡って行いました」

「しかし、今回、その際の本人への確認不足等により登記手続きに不備があったと指摘されたという内容です。なお、当該理事については勤務実態がありませんでした」

鹿児島ユナイテッドFCは、徳重代表が所属していた「FC KAGOSHIMA」と、関連団体理事の男性が在籍していた「ヴォルカ鹿児島」が統合。13年に発足した。

徳重氏は男性を解任しようと、辞任届を偽造したとされている。

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