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新潟明訓野球部初の東大合格 長谷川優外野手 さっそく入部の意思表明 「目標はベストナイン」


新潟明訓高校の長谷川優外野手が東京大学文科一類に合格し、東大野球部入部を目指しています。新潟明訓野球部からは初の東大合格者で、長谷川は文武両道を実践し、さらに俊足巧打の実力を持つ選手として知られています。合格発表後は、後輩たちから胴上げされるほどの喜びを味わい、早速、東大野球部での活躍に向けた意思を明確にしました。長谷川は50メートルを6秒1で走るスピードと、遠投90メートルの肩を武器に持ち、この才能を大学でも発揮したいと述べています。また、司法書士を目指し家業を継ぐ意志も示している長谷川は、今後の活躍が期待される人物です。

東大に合格した新潟明訓長谷川は後輩部員に胴上げされる

春夏合わせて8度の甲子園出場実績がある新潟明訓の長谷川優外野手(3年)が10日、東京6大学・東大の文科一類に合格した。今年で創部79年目の同部からは初の東大生になる。さっそく野球部入部の意思を表明。文武両道を貫いた精神力と、俊足巧打の2番打者でならした実力を発揮する。

長谷川が宙に舞った。あいさつに訪れた母校のグラウンドで待っていたのは後輩たちの胴上げ。「やっぱりうれしい」。昨夏の新潟大会、新潟明訓は3回戦で優勝した新潟産大付の前に敗退。甲子園には届かず、歓喜の瞬間を味わうことはできなかった。ただ、学業では国内最難関を突破。部で初の東大生誕生を自身だけでなく、全体の喜びとして受け止めた。

午後0時の合格発表と同時にネットをチェック。受験番号の「A10710番」を見つけると喜びが湧いた。島田修監督(59)からは「入学時から目標が定まっていた。しっかり結果を出した」と笑顔で祝福された。「大学の入学式が終わったら、すぐに入部届を出したいくらい」と気持ちはすでに東大野球部の一員だ。3月1日の卒業式後、高校の室内練習場で自主トレを開始。合格発表前から準備をしている。50メートル6秒1の足と、遠投90メートルの肩を武器に2年秋から右翼、中堅のレギュラーで打順はほぼ2番。全体練習後、毎日の自主練習を欠かさず努力でつかんだ。

同時に受験勉強にも全力を尽くした。一般入試で入学し、長岡市の実家を離れて新潟市で寮生活。同室のチームメートを気遣い、寮の食堂や学校の図書館で勉強した。朝練習がないときは始業の1時間前に登校して参考書を広げた。休み時間は自習に当てる。1日の勉強時間は3時間半ほどだったが、「ほぼ授業で完結させるつもりだった。あとは空いている時間を使った」と短時間集中で野球との両立を図った。

長岡市で司法書士事務所を経営する父幹(かん)さんの背中を見てきた。「曽祖父から続く事務所。途切れさせるわけにはいかない」と司法書士になって後を継ぐ決意をしている。幼いころから「あこがれていた」という東京6大学野球のグラウンドに立つ目標もある。「神宮球場のバックススクリーンに『長谷川優 新潟明訓』と表示させたい」。そして「ベストナインに選ばれるレベルの選手になること」。この春、ステージが上がった文武両道を歩み始める。【斎藤慎一郎】

◆長谷川優(はせがわ・ゆう)2006年(平18)5月28日生まれ、長岡市出身。千手小1年から軟式野球を始める。長岡南中ではロッテ田中晴也投手の2年後輩。1年生の途中から少年硬式野球の長岡シニアに所属し外野手に。新潟明訓では2年の秋からベンチ入りして外野手のレギュラー。好きな野球選手は元マリナーズのイチロー。171センチ、72キロ。右投げ左打ち。

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