
日本ハム山崎福也投手(32)が7日までに自身のインスタグラムを更新し、夢の実現を喜んだ。
日大三(東京)時代に「日本ハムの3番打者」を夢としていた左腕は、6日の西武戦(エスコンフィールド)に「3番DH」で出場。夢を実現させると、第2打席で右下手投げの与座から痛烈な遊撃への内野安打を放った。山崎は一塁へ走りながらガッツポーズを見せると、ベンチの新庄剛志監督(53)はコーチ陣とハイタッチを交わした。
投稿では高校時代、将来の夢を描く色紙に「日本ハムの3番打者」と刻み笑顔を見せる懐かしい写真や、同日の安打の様子を公開。「ファイターズの3番打者の夢がかないました。 ヒットが出て良かったです ありがとうございました 夢叶う」と添えた。
山崎は同校への進学が決まっていた中学3年の時に脳腫瘍(小児延髄上衣腫=じょういしゅ)が見つかった。生存率1割とされたが、当時北大病院に勤務していた沢村豊氏が手術を執刀し、命が救われた。高校3年春の10年センバツでは準優勝を達成した。
卒業後は東京6大学リーグの明大に進学し、リーグ通算20勝をマーク。14年ドラフト1位でオリックスへ入団した。21年からリーグ3連覇を達成すると、23年オフに国内FA権を行使し、日本ハムへ移籍した。昨季は10勝6敗。