
<ブンデスリーガ:Bミュンヘン2-3ボーフム>◇8日◇第25節◇アリアンツ・アレーナ
首位バイエルン・ミュンヘンのDF伊藤洋輝(25)はホームのボーフム戦に左サイドバックとして先発出場した。後半31分までプレーし、2ゴールに絡んだ。だが、チームは2-1の前半42分にMFジョアン・パリーニャが一発退場。後半に2点を奪われて2-3で逆転負けを喫した。ボーフムのMF三好康児(27)はベンチ入りしたが出場機会はなかった。
Bミュンヘンは伊藤を起点に幸先よく先制した。前半14分、伊藤は左サイドから抜け出したFWニャブリへ絶妙のタイミングでスルーパスを送った。ニャブリの中央への突破はDFに防がれたが、こぼれた球をMFラファエル・ゲレイロが左足で蹴り込んだ。
同28分には伊藤が右足で左からクロスを送ると、FWミュラーが頭で折り返し、そこに再びラファエル・ゲレイロがヘディングで押し込んでリードを2点に広げた。
だが、同31分にCKから失点すると、同43分にジョアン・パリーニャが危険なプレーで一発退場。1人少なくなったチームは後半6分にクロスからMFシソコに頭で決められ、試合は振り出しに戻った。
さらに同26分にショートカウンターを食らい、最後はMFベロに勝ち越し点を奪われた。そこに伊藤が寄せたが及ばなかった。伊藤は後半31分にMFキミヒに代わって退いた。その後も相手GKの好守もあって追い付くことはできず、今季2敗目を喫した。
コンパニー監督は「負けたので言い訳はできない。自分たちのパフォーマンスに責任を取らなければならない」と語り、「今、私たちにとって重要なのは次の試合」と切り替えた。次戦は11日に欧州チャンピオンズリーグ(CL)の決勝トーナメント1回戦第2戦でレーバークーゼンと対戦する