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【DeNA】打者を惑わせ、ボークに戸惑い「バウアー劇場」初実戦は“幻惑投法”で3回5安打自責0


オリックス対DeNA 2回裏オリックス2死、ボークの判定に不満を示すDeNAバウアー(撮影・野上伸悟)

<オープン戦:オリックス2-2DeNA>◇9日◇京セラドーム大阪

バウアー劇場、再び。2年ぶりに古巣復帰したDeNAトレバー・バウアー投手(34)がオリックスとのオープン戦に先発し、復帰後初の実戦登板に臨んだ。2回には味方の失策にボーク判定も受け2失点も、3回5安打2奪三振で自責点0。ワインドアップポジションから投げる際にはクイック投法をしたり、長く持ったりと“幻惑投法”でタイミングをズラした新スタイルも披露した。出力も徐々に上げて最速152キロを計測。シーズン中には160キロ台到達を掲げた。元サイ・ヤング賞右腕が順調な調整でシーズンを見据えた。

   ◇   ◇   ◇

マウンドでの存在感は別格だった。復帰後初の実戦登板のバウアーが順調な第1ステップを踏んだ。「いきなり出力を上げるとケガしてしまう恐れもある」とスローペースで立ち上がった1回は140キロ台後半の直球が主体。1安打1四球と走者を出すも、カーブとチェンジアップをちりばめて無失点で切り抜けた。

ポイントになったのは2回。味方の失策とセーフティーバントで無死満塁のピンチを招く。紅林は狙い通りカーブで二ゴロ併殺に仕留めて1失点するも2死三塁。走者を背負った状態で、ワインドアップポジションから始動したが、ボークと判定されて本塁生還を許した。思わず両手を広げて「WHY?」と猛抗議。約5分間、試合は中断されたが判定は変わらず、登板直後には「なぜボークの指摘を受けたのか、まだしっくり来ていないんですけども、試合後にしっかりと確認したい」と切り替えた。

それでも3回にはクイック投法と長く持つ投球を織り交ぜて打者を惑わせながら、出力もアップ。最速152キロまでギアを上げ、3回5安打で自責点0に封じた。「ワインドアップから投げた選手に対しては、タイミングをずらしたりと試したんですけど、今日は4人しかワインドアップで投げられなかったので、次の機会でいろいろ試したい」とさらに打者を惑わせる。

今季の最大の目標「沢村賞」とともに目指す大台がある。「14歳の頃に160キロを投げる目標を立てました。159キロまでは8シーズンにわたって投げることができましたが、160キロはまだ投げられてない。160キロを投げるまでは引退できないという気持ちでやってます」とこだわりを明かした。9月中旬にメキシコでのシーズンを終えてから母国アメリカで過去最大級にスムーズな調整を送ってきた。「今年の流れが自分にとって一番いい流れ」とバウアー。最強助っ人がいよいよ動き出した。【小早川宗一郎】

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