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【巨人】山崎伊織、前回登板から修正し4回1安打無失点 最速150キロに97キロのスローカーブ


巨人の山崎伊織投手がオリックスとのオープン戦で4回1安打無失点の好投を見せ、シーズン開幕に向けた順調な調整をアピールした。150キロの速球と97キロのスローカーブを効果的に使い、相手打線のタイミングを外しながら凡打の山を築いた。特に西川との対決でピンチを脱出するなど、抑えるべき場面での対応力も光った。次回の課題としては、1回と3回の四球が挙げられ、シーズンに向けた調整の中で精度をさらに高めることが期待される。監督の阿部は山崎を中日3連戦での先発に考えており、開幕に向けた先発ローテーションの一角として期待されている。

オリックス対巨人 先発する巨人山崎(撮影・和賀正仁)

<オープン戦:オリックス-巨人>◇7日◇京セラドーム大阪

巨人山崎伊織投手(26)がシーズン開幕に向け、順調な調整をアピールした。

オリックス打線を相手に、4回1安打無失点と好投。1回は2死からの四球と安打でピンチを背負ったが、巧打者の西川を封じてピンチを脱出。2回以降はテンポ良くボールを投げ込み、内定する開幕ローテーションに向け、また1段階ステップが上がった。

緩急を有効に使った投球だった。最速は150キロをマークし、最も遅かったスローカーブは97キロで、球速差は53キロ。相手のタイミングを外しながら、凡打の山を築いた。1、3回と2死からの四球は次回登板の課題だが、3月上旬のオープン戦で調整段階。実戦を積み重ねれば、ボールの精度やキレ、威力もさらに上がってくるとみられる。

阿部監督は5日の練習で「もっと自覚を持ってほしい。そのために週の頭にするかもしれない」と井上を裏ローテの頭となる火曜日の先発起用を示唆。新加入の田中将についても「入れてるつもり」と開幕ローテ入りを明言し、開幕カード3戦目の30日ヤクルト戦(東京ドーム)で登板するプランを立てる。現状、山崎は2カード目の中日3連戦での先発が有力視される。

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