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【センバツ注目選手】智弁和歌山4割打者で下級生正捕手・山田凜虎に期待…近畿大会準Vけん引


智弁和歌山高校の山田凜虎捕手は、第97回選抜高校野球大会での活躍が期待される有望選手の一人です。2年生ながら1年生の春からベンチ入りし、昨秋には主戦捕手としてチームを牽引。彼は堅実な守備力と打撃力で注目されています。昨秋の近畿大会で智弁和歌山を準優勝に導いた立役者の一人で、高い打率を維持しつつ、新基準の低反発バットに適応。名将中谷仁監督のもとで、上級生にも引けを取らない姿勢で日々成長を遂げています。甲子園では山田選手の守備力と打撃力が更なる注目を集めるでしょう。

智弁和歌山・山田凜虎(2024年10月撮影)

第97回選抜高校野球大会が、3月18日に甲子園球場で開幕する。日刊スポーツ高校野球取材班が注目する、全国の有望選手を紹介する。

   ◇   ◇   ◇

【智弁和歌山 山田凜虎(やまだ・りとら)捕手(2年)176センチ、78キロ、右投げ右打ち】

1年春からベンチに入り、昨秋には主戦捕手として、全試合で先発マスクをかぶった。

昨秋、チームは近畿大会で準優勝。先輩でエースの渡辺颯人投手(3年)は公式戦7試合で43回2/3を投げて、防御率0・82、宮口龍斗投手(3年)は6試合13回を投げて無失点。好リードで投手を支え、無失策の守備も光った。

秋は5番に座り、公式戦全7試合で打率4割0分9厘で打撃にも自信を示す。二塁打や三塁打もマークするなど、新基準の低反発バットにきっちり対応している。試合前には、15年間NPBで捕手としてプレーした同校の中谷仁監督(45)の放つ強烈なノックの打球にも動じず、しっかり声を出すなど、下級生ながらチームを背負う覚悟が見える。中谷監督も「彼は頑張っていますよ、本当に。まだまだ力不足で、いい先輩投手たちに助けられていますね」と話す。

指揮官も認める“頑張り屋”は、憧れの聖地で、安定感のある守備力と自慢の強打を見せつける。

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