サッカーの第103回全国高校選手は13日、東京・国立競技場で決勝が行われ、前橋育英(群馬)が流通経大柏(千葉)を退け、7大会ぶり2度目の頂点に立った。延長を終えて1-1で突入したPK戦を9-8で制した。堀越(東京A)の2年生FW三鴨奏太が通算5ゴールで得点王に輝いた。
2年生の得点王は18年度のFW染野唯月(尚志)以来6大会ぶり。染野は20年にJ1鹿島アントラーズに加入し、昨季は東京ヴェルディで36試合に出場して6ゴールを挙げ、チームの躍進に大きく貢献した。日本代表FWの浅野拓磨(四日市中央工)などプロで活躍した選手が多い。
1年生の得点王は過去に1983年度のFW武田修宏(清水東)だけ。武田はV川崎(現東京V)などで活躍し、J1通算94ゴールを記録した。
◆1、2年生の得点王
1981年度 谷中治(帝京=2年)5得点
1983年度 武田修宏(清水東=1年)5得点
1984年度 松山博明(山城=2年)5得点
1985年度 黒崎久志(宇都宮学園=2年)5得点
1986年度 アデミール・サントス(東海大一=2年)5得点
1988年度 中村聖之(市船橋=2年)4得点
1989年度 西田吉洋(南宇和=2年)6得点
1990年度 中園忠和(武南=2年)5得点
1991年度 松波正信(帝京=2年)7得点
1997年度 金古聖司(東福岡=2年)5得点
1997年度 河村優(藤枝東=2年)5得点
2001年度 柴崎晃誠(国見=2年)6得点
2002年度 平山相太(国見=2年)7得点
2011年度 浅野拓磨(四日市中央工=2年)7得点
2012年度 小屋松知哉(京都橘=2年)5得点
2018年度 染野唯月(尚志=2年)5得点
2024年度 三鴨奏太(堀越=2年)5得点