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【高校サッカー】新潟明MF桑原壮汰「走ってかき回す」阪南大高との初戦で左サイドぶち抜く


全国高校サッカー選手権で9大会ぶりに出場する新潟明訓は、初戦の2回戦で阪南大高と対戦する。左サイドを活性化させ攻撃の中心となるのは、3年生のMF桑原壮汰。彼は卓越したドリブル突破と推進力で、相手チームへのラインブレークを図り、好機を生み出す。桑原は独特のリズムを活かして、堅守速攻を掲げるチームの中で重要な役割を果たす。彼はこれまでの練習で培った技術を武器にし、初戦での活躍を目指す。桑原の足元の細かな技術は「自然に身についた」と彼自身が語り、加藤潤コーチからの指導も活かしている。新潟明訓の安定した守備力も注目され、攻撃時にはスペースを狙ったカウンターを目論んでいる。今大会で2回戦進出を超えることを目標とし、強敵に対しても気持ちで負けない姿勢を貫く意気込みを見せる。

左足でボールを蹴る新潟明訓・桑原(撮影・小林忠)

全国高校サッカー選手権が28日、開幕した。新潟県代表・新潟明訓(9大会ぶり7度目)は31日に初戦となる2回戦で大阪・阪南大高(3大会ぶり3度目)と対戦する。

左サイドの攻撃を活性化させるMF桑原壮汰(3年)が、絶好調で初戦に臨む。推進力を生かしたラインブレーク、そして独特のリズムで突き進むドリブル突破で好機をつくり、全国に衝撃を与える。

  ◇  ◇  ◇

高校生活最後の大舞台で、大暴れする準備は整った。一瞬でトップギアに入れられる走力で対峙(たいじ)する相手の背後を取る桑原は、堅守速攻を掲げるチームに欠かせないアタッカー。ボールを受けた後も独特のステップで中央にも縦にも仕掛けられるドリブルでチャンスメークする。「武器がどれだけ通用するか楽しみ。自分が走って相手をかき回して、得点機に関わりたい」と胸を躍らせる。

足元からボールが常に離れないドリブルの極意は「特にない(笑い)。自然と身についた」。9大会前の選手権出場時の主将で、筑波大で同学年の日本代表MF三笘薫(27=ブライトン)を左DFで支えた加藤潤コーチ(26)から突破のコツを伝授されているが、そこは企業秘密。「ファーストプレーがひとつ、鍵になる。強気に仕掛けたい」とニヤリと笑う。

安定した守備がいい攻撃につながる。チームは県大会全5試合で無失点。対する阪南大高は大阪府大会全5試合で22得点の圧倒的な攻撃力が武器。「ボールをおさめられるFWがいて、両サイドの選手が強烈と聞いている」。守備の時間が長くなる展開が予想されるが、そこは想定内。「奪った後は、背後にスペースができると思うので狙っていきたい」。高強度のディフェンスからカウンターを得点で完結させるイメージはできている。

チームの最高成績は9大会前の2回戦進出。今大会は1勝すれば記録を塗り替えることができるが、目指すところは、もっと先。強豪ひしめくブロックに入るが、「どこが相手でも強いことは変わらない。気持ちで負けず、一瞬一瞬を大切にして勝ち上がりたい」と誓っている。【小林忠】

◆桑原壮汰(くわばら・そうた)2006年(平18)4月20日生まれ、新潟市出身。内野ジュニアサッカークラブ(西内野小)-グランセナ新潟FCジュニアユース(内野中)-新潟明訓。160センチ、60キロ。利き足は右。

○…ボランチ、サイドバックをマルチにこなすDF風間聖来(3年)が相手の強力ウイングを食い止める。「サイドに強みがあると聞いている。そこをおさえることで勝機が見えてくる」。攻撃時のロングスローもチームの大きな武器。県大会決勝でもこの飛び道具で決勝点を演出した。新潟レディースU-18の妹紗良(1年)も、来年1月3日に開幕する全日本U-18女子サッカー選手権に出場する。「お互い、良い成績を残したい」と刺激を受けている。

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