日本サッカー協会(JFA)の佐々木則夫女子委員長(66)が21日、都内で取材に応じ、女子日本代表監督が年内に決まらないことを報告した。
20日に女子委員会が行われたが、決定には至らなかった。佐々木委員長は「まだ進行的には、終盤には来ていますが、まだ決定していません。決定したらみなさんにいち早く報告する」と明かした。
当初は年内決着を目指してきたが「来月に契約まで行く状況ではない」と年越しが決定的な状況。「年明けの1月には方向性を示さないと2月のシービリーブスカップに間に合わないので必ずや間に合わせたい」とした。
なでしこジャパンは今夏のパリオリンピック(五輪)後に池田太前監督が退任。新監督招聘(しょうへい)が難航し、10月に東京・国立競技場で行われた韓国との親善試合では佐々木委員長が監督代行を務めていた。
10月に、佐々木委員長は「候補とか、良い人材いるなとか、いろいろなことが交錯している。年内にはなんとか頑張ります」と年内決着を目指していた。
チームは来年2月に米国で開催される国際親善大会「シービリーブスカップ(杯)」に参加することが決定。5度目の参加で2月20日にヒューストンでオーストラリア、23日にグレンデールでコロンビア、26日にサンディエゴで米国と対戦する。