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【プレミア12】米国ソーシア監督「オオタニは出ませんよね。じゃあOK」アメリカンジョーク


米国代表はWBC決勝のリベンジを目指しています。ソーシア監督は、過去にエンゼルスで大谷翔平を指導した経験を持ち、「日本は守備も打線も強い」と警戒しながら、ユーモアを交えたコメントを残しました。米国チームはWBC1次ラウンドで2敗を喫しながらもスーパーラウンドへ進出。チームは、ドジャースのディノ・イーベル三塁コーチを迎え、東京ドームの特性や日本代表のプレースタイルを綿密に分析しています。この詳細な対策と調査により、米国は日本の強さに対抗します。今回のチームの主将ワードはドジャース傘下3Aで本塁打王に輝いた逸材で、日本人選手から野球への情熱や知識を学んでいることを明かしました。

会見で質問に答える米国ソーシア監督(撮影・たえ見朱実)

米国代表が、WBC決勝のリベンジを狙う。

日本との主要国際大会での対戦は、23年3月のWBC決勝で日本代表の大谷翔平がトラウトからの三振で優勝を決めて以来1年半ぶり。大谷の渡米1年目にエンゼルスで監督を務めていたソーシア監督は「オオタニは(今回)出ませんよね。じゃあOK」とアメリカンジョークを飛ばしたが、本音は「日本はとても基本がしっかりしている。守備も打線もいい。強いチームには、自分たちのプレーをしっかりすること」と引き締めた。

実は、日本代表と東京ドームをしっかりと研究している。ワールドシリーズを制したドジャースからディノ・イーベル三塁コーチが、休暇を取ることなく参加。緻密な野球を展開する球団のコーチらしく「この球場は、屋根の色がミネソタにあったメトロドームとタンパの球場(トロピカーナフィールド)に似ている」と外野からのボールの見え方などをインプット。日本については「カットオフプレーなど基礎がいい」とビデオで外野手の返球まで調査済みだと明かした。

米国は1次ラウンドで2敗を喫し、崖っぷちからの2連勝でスーパーラウンドへ進出してきた。今大会最多4発の主将ワードは、今季ドジャース傘下3Aで本塁打王に輝いた逸材。「春季キャンプで大谷とはロッカーが近くで、山本とは3Aで一緒にプレーした。日本人の野球愛を感じたし、頭の中を盗み取れれば」。「和の心」を取り入れ、チームワークで国際大会での連勝を続ける日本代表に、ひと泡吹かせるつもりだ。【斎藤直樹】

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