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【明治神宮大会】38年ぶり出場の札幌大が惜敗 左足打球直撃の長谷隼兵5回2失点「弱さ出た」


明治神宮大会の大学部門準々決勝で札幌大学は天理大学に2対1で敗れました。エースの長谷隼兵投手は5回までに2失点し、惜しくも逆転を許しました。3回のアクシデントで左ふくらはぎに打球を受けながらも、チェンジアップを駆使して投球を続けましたが、5回に入る直前から両足がつり始め、治療後の再登板ではミスから無死満塁のピンチを招きました。試合後、長谷は「自分の練習不足」と悔やみ、大学最後の試合で果たせなかった春の選手権出場を後輩に託しました。監督の上原哲朗は、采配や試合の展開について悔しさを表明しつつも、投手陣の努力を称賛しました。

天理大対札幌大 札幌大先発の長谷(撮影・浅見桂子)

<明治神宮大会:天理大2-1札幌大>◇大学の部準々決勝◇21日◇神宮

38年ぶり出場の札幌大(北海道)が、天理大(関西5連盟第1代表)との準々決勝に敗れ、前回出場した86年に続く4強入りは逃した。先発したエース左腕の長谷隼兵投手(4年=旭川龍谷)が5回6安打2失点。1-0の5回に連続犠飛で逆転を許した。「最後の最後で自分の弱さが出たのがあの2点だった」と悔やんだ。

1回先頭打者の打球が左ふくらはぎに当たるアクシデントがあった。直後は崩れることなくチェンジアップ中心に打たせて取る投球を続け、味方が1回に犠飛で先制点。4回2死二、三塁のピンチもしのいだが、この回から両足がつり出した。5回に入る前に治療してマウンドに立ったが、先頭打者に死球を与えると連続内野安打で無死満塁。警戒していた相手4番の石飛に右犠飛を許して同点に追いつかれた。「自分の練習不足」と責めた。

高校時代に背負えなかった背番号1のユニホームを着て、チームの大黒柱として大学生活最後の試合を聖地で迎えた。卒業後は北海道内の社会人チームに進む予定。後輩たちへ「神宮だけじゃなくて春の選手権も行って欲しい。応援しています」とバトンを託した。【保坂果那】

▽札幌大・上原哲朗監督(74、就任2年目で初の全国采配)「監督の采配もあるのかな。2つの併殺でチャンスをつぶしているし、あと1本出れば何とかっていうゲーム。長谷も宮田も非常にいい投球はしていた」

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