イングランド・プレミアリーグのデイビッド・クート主審が、リバプールのユルゲン・クロップ前監督を侮蔑するような発言をした動画がSNSに拡散され、停職処分を受けた。
審判団体・PGMOLによると、調査が終わるまで停職処分が継続される。
BBCによると、拡散された動画の真偽は不明だが、PGMOLの関係者が、本物として調査を行っていると明かしているという。 42歳のクート主審は9日のリバプール-アストンビラ(2-0)を担当し笛を吹いていた。経験豊富な審判の1人で、18年からトップリーグの試合の審判を務めている。
拡散された動画は、20年7月にクート氏が主審を務めたプレミアリーグのリバプール-バーンリー(1-1)を指しているようだ。
クロップ監督は試合後、主審がリバプールの選手へのチャレンジに対してファウルを与えなかったとクートを批判していた。
動画の中で、クート氏とみられる人物は「(クロップ監督が)私がバーンリー戦で審判をした時、私に右のポップをした」と語っている。その人物はリバプールに暴言を吐き、クロップ前監督に対しては侮蔑的な言葉を使い「傲慢」と何度も悪態をついている。