阪神青柳晃洋投手(30)が今オフ、ポスティングシステムを利用して大リーグに挑戦することが5日、決まった。本人が数年前からメジャー希望を伝え、球団も容認する方針を明かした。今後、球団を通じてMLBに申請手続きを行い、獲得交渉を希望する球団が現れるの待つ。阪神からポスティングによるメジャー挑戦は06年井川慶と22年藤浪晋太郎以来3人目。2度の最多勝を含め、通算61勝を積み重ねた変則右腕が、大きな挑戦に出る。
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青柳と一問一答
-メジャーは憧れ
「この前、ワールドシリーズもやっていた。もちろん目指すのはそこだが、まずは自分がやってきた野球が通用するのか、また日本と向こうの野球の違いを感じたりとか。経験が一番の財産だと思う」
-メジャー志向は
「全くなかった。プロで活躍するとも思っていなかった。今の気持ちで言えば、入団した当時みたいに自分が一番へたくそと思ったところからどんどん上がっていけるようにしたい」
-海外FAを待たず
「国内FAすら取れていない。となると35歳とかになる。(巨人)菅野さんならそれでも行けますが」
-阪神では22年オフの藤浪以来。身近に感じたか
「晋太郎のポテンシャルとかは日本人トップクラスだと思う。僕はそういう選手ではないので」
-お金より挑戦
「もちろん活躍して稼げたらベスト。メジャー契約ならベストだが、そんなに甘くない。お金だけだったら、日本に残った方が僕はもうかると思う」
-英語は
「しゃべれるわけないじゃないですか(笑い)。そこに対しての準備はしていなかった」
-阪神ファンへ
「厳しい言葉ももらいましたけど、その何十倍も元気づけられる言葉があったから甲子園に立てた。日本一、世界一のファン。エースになりきれず申し訳ないけど本当に『ありがとう』。活躍が恩返しだと思う」