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【阪神】米挑戦青柳晃洋、メジャー志向は 「全くなかった」虎党は「世界一のファン」/一問一答


阪神タイガースの青柳晃洋投手が、ポスティングシステムを利用してMLB(メジャーリーグベースボール)に挑戦することを発表しました。青柳は30歳で、2度の最多勝を含む通算61勝という実績を持つ変則右腕です。彼は数年前からメジャー行きを希望しており、球団もこれを承認しました。青柳はメジャーに対する憧れを口にしつつ、自身の野球が通用するかどうかを確認したいと語っています。また、メジャー契約については楽観的ではなく、チャレンジが目的であることを強調し、お金よりも新しい経験や挑戦を重視しています。英語の準備はまだ整っていないと述べましたが、ファンへの感謝の気持ちを伝え、海外での活躍によって恩返しを目指す意向を示しました。

メジャー挑戦の心境を話す青柳(撮影・上田博志)

阪神青柳晃洋投手(30)が今オフ、ポスティングシステムを利用して大リーグに挑戦することが5日、決まった。本人が数年前からメジャー希望を伝え、球団も容認する方針を明かした。今後、球団を通じてMLBに申請手続きを行い、獲得交渉を希望する球団が現れるの待つ。阪神からポスティングによるメジャー挑戦は06年井川慶と22年藤浪晋太郎以来3人目。2度の最多勝を含め、通算61勝を積み重ねた変則右腕が、大きな挑戦に出る。

   ◇   ◇   ◇

青柳と一問一答

-メジャーは憧れ

「この前、ワールドシリーズもやっていた。もちろん目指すのはそこだが、まずは自分がやってきた野球が通用するのか、また日本と向こうの野球の違いを感じたりとか。経験が一番の財産だと思う」

-メジャー志向は

「全くなかった。プロで活躍するとも思っていなかった。今の気持ちで言えば、入団した当時みたいに自分が一番へたくそと思ったところからどんどん上がっていけるようにしたい」

-海外FAを待たず

「国内FAすら取れていない。となると35歳とかになる。(巨人)菅野さんならそれでも行けますが」

-阪神では22年オフの藤浪以来。身近に感じたか

「晋太郎のポテンシャルとかは日本人トップクラスだと思う。僕はそういう選手ではないので」

-お金より挑戦

「もちろん活躍して稼げたらベスト。メジャー契約ならベストだが、そんなに甘くない。お金だけだったら、日本に残った方が僕はもうかると思う」

-英語は

「しゃべれるわけないじゃないですか(笑い)。そこに対しての準備はしていなかった」

-阪神ファンへ

「厳しい言葉ももらいましたけど、その何十倍も元気づけられる言葉があったから甲子園に立てた。日本一、世界一のファン。エースになりきれず申し訳ないけど本当に『ありがとう』。活躍が恩返しだと思う」

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