東京ヴェルディは3日、東京・多摩市のLINK FOREST(FOREST HALL)でファン感謝祭2024を開催した。
今節の試合を既に消化しており、2週間以上も空く中断期間を利用して実施。今季は16年ぶりのJ1復帰となる中、戦前の予想に反する大躍進を見せ、現在リーグ戦で6位に付けている。1000人限定の2200円(税込み)で販売されたチケットは、わずか30分で完売という盛況ぶり。あらためて注目度の高さを証明した。
東京Vの応援番組でMCを務める勝野みなみさんの明るく軽妙な司会のもとで、城福浩監督や選手たちが今季の象徴的な場面を映像でふりかえりながらコメント。さらにQ&Aコーナーや、グッズやサインのプレゼントが約2時間に渡り、行われた。会場は和やかな笑いに包まれ、試合のピッチでは見せないような笑顔にあふれ、誰にも楽しいひとときとなった。
ファンの子どもからの質問で「日本代表に入ったらどういうプレーをしたいですか?」と問われたのはMF綱島悠斗(24)。10月19日の第34節浦和レッズ戦で2得点を挙げ、2-1の勝利に導いた。188センチの大型MFの本職はボランチながらDFラインもこなせるポリバレント性が魅力で、ファンからもひときわ大きな期待がかかっている。
綱島の回答は「楽しんでプレーしたい」というものだったが、イベント終了後にあらためて「ファンと関わることで、より自分たちもがんばらなければいけないと思いました。質問に対して、ああいう言葉が出てきてくれるのはうれしい。彼らの夢を背負っているというか、自分があの舞台に行けるようにもっと頑張りたいと思いました」と話した。
東京Vの次戦は10日、首位のヴィッセル神戸と味スタで対戦する。