スペインリーグのバルセロナは2日、今夏引退した元ポーランド代表GKシュチェスニー（34）と契約を結んだことを発表した。
契約期間は25年6月30日までの1年。
スペイン紙アスによると、年俸は税込で約300万ユーロ（約4億8000万円）になるとのことだ。
ドイツ代表GKテア・シュテーゲンが先月22日のビリャレアル戦で右膝膝蓋腱（しつがいけん）完全断裂の重傷を負い、全治約8ヶ月で今季中の復帰が絶望的になったため、バルセロナは信頼度の高いGKの獲得が必須となった。
これにより、スペインリーグから特例で移籍期間外に新たなGKを補強する許可を得たことで、FWレバンドフスキと仲が良く、フリック監督のお気に入りのシュチェスニーを獲得候補に挙げた。
同選手は今夏ユベントスとの契約を解除し、引退を表明したばかりだったが、クラブは説得に成功し、今季1年間の契約で合意に至っていた。
シュチェスニーはアーセナル、ブレントフォード、ローマ、ユベントスに所属した16シーズンに渡るキャリアの中、欧州チャンピオンズリーグ75試合を含む公式戦500試合以上に出場した。
ポーランド代表ではレバンドフスキと長年一緒にプレーし、84試合に出場。ワールドカップ2回、欧州選手権4回に参加している。
シュチェスニーはこの後、国際Aマッチ期間明けの20日にホームで行われるセビリア戦に照準を合わせる、とアス紙は伝えている。（高橋智行通信員）
