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<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム0-2巨人>◇15日◇エスコンフィールド
待ち焦がれていた感触だった。巨人岡本和真内野手(27)が一振りで決めた。9回無死一塁、日本ハム金村の高め145キロ直球に体をねじってフルスイングした。「(外野を)抜けてくれるかなと思ったが、本塁打になってくれてよかったです」と左中間席に飛び込む決勝の11号2ランを振り返った。
ベンチに戻ると、阿部監督、長野、坂本から頭を下げられ、最敬礼で迎えられた。6月に入ってからは、44打数8安打、打率1割8分2厘、ノーアーチに苦しんでいた。5月30日ソフトバンク戦以来、14試合62打席ぶりの1発だった。
試合前練習のフリー打撃直前に、バックヤードの打撃ケージにこもった。阿南マネジャーに投げてもらい正面ティーを繰り返した。「何でもやらないとダメでしょ」。素手で振ったり、バットを短く持ったりしながら、吉川らほかの選手のバットも借りながら、感覚を調整した。昨季の11試合を超えるブランク弾を最高の局面で生み出した。
交流戦最終戦となる16日日本ハム戦に勝てば、6連敗もあった交流戦を勝率5割で乗り切れる。「続けていけるように。また打てるように頑張りたい」と岡本和。4番が打って交流戦を締めくくる。【上田悠太】
▽巨人阿部監督(岡本和の決勝2ランに)「入ってくれって祈っていました。チームにとっても大きいし、非常にナイスバッティングだったと思います」