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交代選手が攻撃加速=再び世界驚かせた日本―W杯サッカー


 一挙に反転攻勢に出た。森保監督は1点を追う後半開始から堂安、三笘を投入。采配はすぐに当たった。前線からプレスをかけ、ボールを奪う。堂安がペナルティーエリア右から強烈なシュート。相手GKに触れられながらもネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。  チームを勇気づける同点ゴールに、会場が沸く。まだ余韻が残る中だった。堂安が右サイドから送ったパスに三笘が反応。折り返しを田中が押し込んだ。当初は三笘が触る前にゴールラインを割っていたと判定されたが、VARの検証で得点が認められた。途中出場の選手が攻撃を加速した。  開始からスペインに圧倒的にボールを保持され、早々に自陣左サイドからクロスを入れられ失点。プレスは簡単にかわされ、ボールを奪ってもすぐに奪い返された。「我慢が強いられる戦いになると思う」と話していたのは守田。耐えて、数少ない好機を生かした。  同時刻開始のコスタリカ―ドイツの結果にも命運を左右された。後半途中まで競った展開だったこともあり、スペインは前掛かりになって攻勢に出てきた。日本は終了間際、引き分けでは敗退が決まる状況に。それでも全員が体を張り、ゴールは割らせない。7分と表示されたロスタイムも高い集中力を保った。  この日は開始から3バックで臨んだ。この4年間、数度しか試さなかったシステムで挑んだ大一番。試合前、堂安は「みんなで喜ぶイメージはできている」と話していた。言葉通り、再び世界を驚かせる金星で、ドーハの夜に歓喜の輪をつくった。 (ドーハ時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕後半、同点ゴールを決めて喜ぶ堂安(左)と祝福する三笘=1日、ドーハ 〔写真説明〕後半、勝ち越しゴールが認められ喜ぶ日本=1日、ドーハ
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