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大迫、エースの底力=チーム救う2発―Jリーグ・神戸


 エースと呼ばれ続けてきた男には特別な力がある。神戸の大迫が途中出場で終盤に2ゴール。シーズンの正念場で、相手は勝ち点1差で順位が一つ上のG大阪。引き分けも許されない「関西ダービー」で、チームを救った。  約1カ月ぶりの出場は後半開始から。同10分に先制されたものの「ゴールを取ることだけを考えていた」。前線でボールを呼び込んでチャンスを演出し、迎えた同38分、武藤が獲得したPKを沈めて同点に。終了間際には武藤のパスを冷静にトラップし、右足で決めた。  逆転勝利は今季初。「2トップの関係で点が取れた。感謝したい」と大迫が言えば、PKのキッカー役を譲った武藤は「(大迫がゴールすると)チームがさらに良くなると思った」。エースの復活を手放しで喜んだ。  コンディション不良が長引き、19日に始まる日本代表のドイツ遠征メンバーから外れた。戦列復帰まで足の捻挫もあり、予定通りとはいかなかったが「やっと万全な体でサッカーができる。これからは役に立てるように頑張る」。厳しい戦いが続く神戸にとって、苦しみから解放された背番号10の存在は頼もしい。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕後半、決勝ゴールを決め喜ぶ神戸の大迫(右)=18日、ノエスタ 〔写真説明〕G大阪に勝ち、喜ぶ神戸の吉田監督(中央)=18日、ノエスタ
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