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高かった「世界の壁」=安藤、反省の再出発―名古屋ウィメンズマラソン


 スタート時でも気温16度を超えた気象条件の中、期待通りの日本勢トップで2時間22分台のフィニッシュ。それでも、優勝にこだわっていた安藤は結果を厳しく受け止めた。2年ぶりの名古屋ウィメンズ。強敵チェプンゲティッチに約5分差をつけられ、「強い選手についていくことができなくて悔しい」。世界の壁の高さを思い知らされた。  チェプンゲティッチが独走態勢になり、先頭集団でレースを進めるプランは崩れた。15キロすぎでサルピーターがペースアップ。「絶対についていかないと、後悔すると思った」。中間点までは果敢に、粘り強く走った。  マラソン初挑戦だった5年前の名古屋で、2時間21分36秒の好記録。昨夏の東京五輪は1万メートルに出場したが、2024年パリ五輪ではマラソン代表を目指している。再出発のレースで、「後半1人になってからの失速が大きかった。実力のなさを痛感した」。反省の言葉が口をついて出た。  世界選手権の派遣設定記録はクリア。「きょうのようなレースだと戦えない。しっかり鍛え直して、(代表に)選んでいただけたら後悔なく出し切れるレースをしたい」。世界を見据える27歳は、気を引き締め直した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕記録掲示板の前で笑顔を見せる3位の安藤友香=13日、名古屋市東区
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