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「強く速い当たり」追求=豊昇龍、着々と出世―大相撲・なにわで飛躍(下)


 顔ぶれが変わりつつある三役陣に、また新たな若手が加わった。22歳で新小結に昇進した豊昇龍は、「自分がここまで来るとは。信じられない」。おじの元横綱朝青龍は20歳で新小結。その背中を追うように、着々と出世している。  相撲を始めたのは日本の高校に入ってから。母国モンゴルでは柔道やレスリングに打ち込み、入門当初から動きの良さが光った。軽やかに足も飛ばし、2020年秋場所の新入幕後は上位陣からも白星を奪っている。  東前頭筆頭で迎えた昨年秋場所。ここでの苦い経験が、かえって成長を加速させた。病気で3日間休場する不運もあったが、5勝どまりで三役挑戦に失敗。「すごく落ち込んで悔しかった」と、負けず嫌いの心に火がついた。  体はまだ細い。「どうしたら強く、速く当たれるか」と悩んだ末、下半身を鍛え直すことから始めた。腰にゴムチューブを巻き、それで若い衆を引っ張ってすり足をするなど、強化に向けて工夫を加えるようになった。  立ち合いで主導権を握れるようになり、先場所は自己最多の11勝。「少しずつ危なくない相撲が取れるようになってきた」と手応えを得ている。  琴勝峰、十両の王鵬ら有望株がいる世代でトップを走る豊昇龍。「ライバルたちの中で一番に先に上がったのはうれしいが、三役で止まるわけではない」。目指す地位はもっと先にある。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕大相撲春場所に向けて稽古をする新小結の豊昇龍(左)=9日午前、大阪市内(日本相撲協会提供)
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