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【無料で使えるタスク管理ツール8選】概要やサービスの選び方も解説


業務管理のためにタスク管理ツールの導入を検討されているビジネスパーソンも多いのではないでしょうか。タスク管理ツールは、個人はもちろんチーム全体の業務管理にも役立つITツールです。

「やるべきことが多く、タスクの確認漏れが怖い」という方や、「チームで仕事を進めているが、各タスクの管理方法をメンバーそれぞれに委任しているので、全体の進捗を把握したり、まとめたりするのに時間がかかってしまう」というマネージャーの方は、タスク管理ツールを導入することで、各タスクの状況をツール上で一元管理できるようになり、業務の効率化が期待できます。

ただし、ビジネスパーソンにとって有用なツールであるタスク管理ツールですが、状況によっては有料プランで導入することが難しいという場合もあるでしょう。

仮に有料プランの導入を視野に入れていたとしても、タスク管理ツールそのものの利用が初めての場合、まずは無料のサービスで使用感を確かめてみたいという方も多いはずです。

そこで今回は、無料で使えるタスク管理ツールをご紹介します。高機能なものからシンプルに使えるものまで、幅広くサービスをまとめました。無料で使えるタスク管理ツールをお探しの方は、ぜひご参考ください。

タスク管理ツールとは?

まず始めに、タスク管理ツールとは何か?について解説します。

タスク管理ツールとは、文字通り「タスク」を管理するためのツールのことであり、タスクとは業務を行うにあたって必要とされる「作業」を意味します。仕事に必要な作業という意味で、「やるべきこと」と解釈してもいいでしょう。

では具体的に、タスク管理ツールでは何をどのようにしてタスクの管理を行うのでしょうか? 実は、タスク管理ツールは、個人で利用する場合とチームで利用する場合の二通りの利用シーンが想定され、それぞれで管理する対象や方法が異なります。

個人で利用する場合は、個人の抱えているタスクをその本人が管理します。具体的な使用方法は、TODOリスト機能を使ってやるべきことを網羅的に確認できるようにしたり、タスクごとにスケジュールを入力して進捗管理を行ったりなどです。

各タスクの状況が確認しやすくなり、確認漏れなどのミスを減らせるため、業務効率の向上が期待できます。

チームで利用する場合は、プロジェクトに関わるタスクを細分化して担当者ごとに割り当て、各タスクを一元管理するために使用します。一般的に、タスクの全体管理はチームを統括するマネージャーが行い、各タスクの状況管理はタスクを割り振られている担当者が各自で行います。

タスクの状況をチーム全体で共有できるため、メンバー全員がプロジェクトの全体像を把握することに役立つ他、部分的に課題が発生したとき、全体のバランスを考慮した最適化にも活用できます。

タスク管理ツールとプロジェクト管理ツールの違い

タスク管理ツールと似たような響きをもつ言葉として、「プロジェクト管理ツール」というワードを耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。

どちらも管理ツールの部類に属しており、タスクとプロジェクトという似通った意味のワードが使われているため、混合して認識されている方も少なくないかと思います。

「タスク管理ツール」と「プロジェクト管理ツール」は、管理の対象となる言葉の意味が異なります。

プロジェクトとは、最終的な目標を達成するための「計画」という意味の言葉です。一方のタスクとは、プロジェクトを完遂させるにあたって必要な「作業」や「やるべきこと」を指しています。

具体例を挙げて説明してみます。

例えば、会社としてマーケティング戦略の改善を目標に掲げたとしましょう。そして、その目標達成の手段として、Webサイトのリニューアルを計画したとします。この「Webサイトリニューアル」という計画そのものが、プロジェクトに該当します。

そして、Webサイトのリニューアルに必要な業務がタスクとなります。この場合の具体的なタスクとしては、ワイヤーフレームの作成やデザイン案の作成、HTMLのコーディングなどが挙げられるでしょう。

プロジェクトは、こういったタスクの積み重ねによって進行していきます。つまり、プロジェクトとはタスクの集合体であり、タスクはプロジェクトの進行に必要な業務が細分化されたものということです。

無料で使えるタスク管理ツールの選び方

続いて、無料で使えるタスク管理ツールの選び方を解説します。これから紹介するサービスの比較検討を行う際に、ぜひお役立てください。

どこまで機能が解放されているのか

タスク管理ツールには、さまざまな機能が搭載されています。具体的には、やるべきことをリスト化して管理できる「TODOリスト機能」や、各タスクの進捗状況を一目でわかるように管理できる「ガントチャート機能」などです。

一般的に無料プランでサービスを利用する場合、有料プランよりも使える機能が制限されていることがほとんどです。求める機能が使えなければ、無料といえども手間をかけて導入するのは得策とはいえないでしょう。

気になるタスク管理ツールのサービスが、無料プランでどこまで機能が解放されているのか? あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

チームで使う場合は利用可能人数の上限をチェック

チームでタスク管理ツールを使用したいと考えているのであれば、無料プランにおける利用可能人数の上限を確認しておきましょう。多くのサービスは、プランごとに利用できるアカウント数に制限を設けています。

5名までしか使えないサービスもあれば、10名まで利用アカウントを登録できるサービスもあるのです。利用を予定しているチームの人数に合わせて、利用できるアカウントの数を事前に確認しておくのがおすすめです。

【無料】で使えるタスク管理ツール8選

それでは、無料で使えるタスク管理ツールをご紹介します。前段で解説したツールの選び方をご参考いただきながら、自分やチームに合ったサービスを探してみてください。

Asana

「Asana(アサナ)」は、2008年にアメリカで設立されたAsanaが提供するワークマネジメントツールです。特徴は、直感的に使えるように設計された「わかりやすいUI」にあります。タスク管理ツールを初めて使う方でも、直感的に操作方法を理解することができます。

また、タスクの表示形式を「カンバン」や「リスト」、「タイムライン(ガントチャート)」などから選べることもポイントです。タスクの状況や種類に合わせて、確認しやすい表示形式を選択できます。

Asanaの無料プランと有料プランの違い

  • 無料プランでもプロジェクトやタスクは無制限に追加できる
  • タイムライン表示(ガントチャート)は有料プランから使用可能
  • 無料プランの利用可能人数は1チームあたり15人まで

Asanaの料金プラン

  • Basic:無料
  • Premium:¥1,475 (月間払い)
  • Business:¥3,300 (月間払い)

Webサイト:https://asana.com/ja

Backlog

「Backlog(バックログ)」は、福岡県に本社を置く株式会社ヌーラボが提供するタスク管理ツールです。国産のタスク管理ツールであり、日本人が使いやすいように設計されていることが特徴です。シンプルで使いやすいインターフェースが評価され、幅広いビジネスユーザーに利用されています。

Backlogの無料プランと有料プランの違い

  • 無料プランの場合、利用可能ユーザーは10名まで、プロジェクトは1つのみ
  • 有料プランと無料プランの両方で、ファイル共有機能が使える
  • ガントチャートやバーンダウンチャートは有料プランのみ

Backlogの料金プラン

  • フリープラン:無料
  • スタータープラン:¥2,640/月
  • スタンダードプラン:¥12,980/月
  • プレミアムプラン:¥21,780/月
  • プラチナプラン:¥55,000/月

Webサイト:https://backlog.com/ja/

Jooto

「Jooto(ジョートー)」は、PRプラットフォームなどの事業を展開する株式会社PR TIMESが提供するタスク・プロジェクト管理ツールです。特徴は、ポップなデザインとユーザーが使いやすいように設計されたインターフェースにあります。カンバン形式でタスク管理ができ、ドラッグ&ドロップで直感的にタスクを動かせるのもポイントです。

Jootoの無料プランと有料プランの違い

  • 無料プランでも有料プランと同様に全ての基本機能が使用可能
  • 無料プランの場合、ファイルアップ上限が10MBまで
  • 無料プランの利用可能ユーザーは4名まで、有料プランはライセンスごとの従量課金

Jootoの料金プラン

  • 無料プラン:無料
  • スタンダードプラン:¥500/月(1ライセンスあたり)
  • エンタープライズ:¥1,300/月(1ライセンスあたり)

Webサイト:https://www.jooto.com/

Microsoft To-Do

「Microsoft To-Do(マイクロソフトトゥドゥ)」は、マイクロソフト社が提供するタスク管理ツールです。特徴は、個人のタスク管理に特化している点にあります。TODOリスト機能が搭載され、「その日にやるべきこと」を整理するのに便利です。また、タスクのリスケジュールも直感的な操作で完結させられるため、日常のタスク管理に役立ちます。

Microsoft To-Doの料金プラン

  • Microsoftアカウントがあれば無料で利用可能

Webサイト:https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/microsoft-to-do-list-app?rtc=1

Redmine

「Redmine(レッドマイン)」は、オープンソース型のプロジェクト・タスク管理ツールです。タスクを“チケット”として管理しており、チケットごとに担当者や作業内容、期日を設定することができます。また、ガントチャート機能が搭載されていることもポイントです。プロジェクトごとの進捗状況を自動で表示してくれるため、全体感を意識した進行管理に役立ちます。

Redmineの料金プラン

  • オープンソースソフトウェアのため、利用に費用は発生しません。無料で利用できます。

Webサイト:https://www.redmine.org/

Todoist

「Todoist(トゥドゥイスト)」は、シンプルな操作性と連携機能が特徴のタスク管理ツールです。直感的な操作でタスクを管理できるため、ITツールを使うときに陥りやすい「多機能すぎて管理自体に手間がかかってしまい、本来やるべきことに手がつけられない」という状態を回避できます。また、GmailやGoogleカレンダーと連携させられるのも特徴です。各ソフトウェアとシームレスに繋がれるため、ツール間の調整に時間を取られることもありません。

Todoitの無料プランと有料プランの違い

  • 無料プランの場合、リマインダー設定と自動バックアップ機能が使えない
  • ファイルのアップロード制限は、無料プランは5MB、プロプランは100MBと差がある

Todoitの料金プラン

  • 無料:無料
  • プロ:¥448/月
  • ビジネス:¥678/月

Webサイト:https://todoist.com/ja/home

Trello

「Trello(トレロ)」はアトラシアン株式会社が提供するタスク管理ツールです。Trelloでは、付箋感覚でタスクを管理できる「カンバン方式」が採用されています。登録タスクはボードに一覧表示されるため、各タスクの状況が一目で把握しやすいです。また、ブラウザの拡張機能を使うことで使える機能を増やせることもポイントです。例えば、Google Chromeの拡張機能で「Elegantt for Trello」を使用すると、ガンチャート機能を追加することができます。

Trelloの無料プランと有料プランの違い

  • 無料プランでも、タスク管理ツールの基本機能は網羅している
  • 有料プランでは、外部サービスとの連携拡張、ファイルアップロード容量の増加、セキュリティ強化が可能になる

Trelloの料金プラン

  • FREE:$0USD
  • STANDARD:$6USD/月
  • PREMIUM:$12.50USD/月
  • ENTERPRIZE:$210.00USD/月

Webサイト:https://trello.com/home

Wrike

「Wrile(ライク)」は、アメリカのWrike.incが提供しているタスク管理ツールです。特徴は、タスク管理ツールに必要な機能を網羅していることにあります。ガントチャート機能や定期的なタスクの作成業務の効率化に役立つ「テンプレート機能」、タスクの表示形式の変更など、タスク管理において必要な機能がパッケージとして用意されています。また、連携できるサービスが豊富なことも魅力です。SlackやMicrosoft365、Googleドライブなど、クラウド系の主要サービスと連携させることができます。

Wrikeの無料プランと有料プランの違い

  • 無料プランの場合、ガントチャート機能が使えない
  • 無料プランはストレージ容量が2GBまで、有料プランは5GBから利用可能
  • 無料プランはユーザー数に制限なし(Professionalプランは5〜200名のユーザーごとに課金)

Wrikeの料金プラン

  • Free:$0/月(1ユーザーごと)
  • Professional:$9.80/月(1ユーザーごと)
  • Business:$24.80/月(1ユーザーごと)
  • Enterprise:要問い合わせ

Webサイト:https://www.wrike.com/ja/

タスク管理ツールを使って仕事を整理。まずは無料で試してみよう

今回は無料で使えるタスク管理ツールをご紹介しました。選び方でも説明した通り、無料プランで利用する場合、何らかの機能制限が設けられていることがほとんどです。

サービスの選定時は「どの機能が解放されているのか?」に着目し、使いたい機能が解放されていることを確認してから導入を進めましょう。

また、「タスク管理はしたいけど、使うツールを増やしたくない」という方には、タスク管理機能を備えたチャットコミュニケーションツール「WowTalk(ワウトーク)」のご活用をおすすめします。

WowTalkは、筆者所属のワウテック株式会社が提供しているビジネスチャット・社内SNSのサービスです。リリースから数多くの企業様にご導入いただき、累計10,000社以上の企業様に導入させていただきました。

チャットコミュニケーションツールであるWowTalkですが、標準機能として“タスク管理機能”も搭載しています。

WowTalkのタスク管理機能では、機能を絞ることでシンプルな操作性を実現しています。自身のTODO管理はもちろん、チームのタスク管理にもご活用いただけます。上記のYouTubeにアップしている動画をご覧いただけますと、使用イメージが沸きやすいかと存じますので、ぜひご参考ください。

WowTalkにご興味をお持ちいただけた方は、ぜひ下部フォームより資料をダウンロードください。

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