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世界初、多用途型電池バナセイバー 新開発の発表


2007年10月16日



琉球電力株式会社



世界初、多用途型電池バナセイバー 新開発の発表



非常時の電源確保

世界初、多用途型電池・バナセイバー開発

―琉球電力―





 世界初となる独自機能を満載した新型レドックスフロー電池、バナセイバーを開発・発表した。開発したのは、琉球電力(株) (本社沖縄県浦添市・阿部倶已社長)特許出願中



 バナセイバーとは、機能主原料となるバナジウムのバナに救援者のセイバー、さらに省エネなどのセーブという意味を持たせて命名しており、非常時には非常用電源として使用でき、普段は省エネ、CO2削減などの環境対策として活用できるなど多分野に使用できる世界初の電池として開発した。



従来のレドックスフロー電池は、希硫酸で溶かしたバナジウム溶液を酸化、還元、循環させることによって電力を大量に溜める事が出来るもので、過去には大型で、特殊な施設のみで使用されていた。しかし、危険、大型などのため一般使用が出来ないなどの難点があった。

 バナセイバーは、バナジウム原液を、これまでの希硫酸に替え、人体に害のない、純水・ナノ水で希釈し、液中の電解質の原子価の変化を利用して蓄電するという方式。電力貯蔵量は電解液の量で決まる。人体に無害で発火や火傷等の危険性は皆無で設置場所には制限がない。

また、一旦、水溶液に蓄電すれば、その電力は数年に及ぶ長期間をそのままで保存でき、非常時には瞬時に起電出来る。大容量の電力を貯蔵するには水溶液タンクを地下に埋設し、バッテリーセル、制御部を地上に置き、その間を溶液循環させる事で、大容量の充放電が自由自在にこなせるなどの多様性がある。   

この電池の充電では、平常時に無駄に放電されている夜間の電力を蓄電し、必要な時に取り出して使用するという電力の平準化を計り、省エネにも役立ち、経費削減にもつながる。

バナセイバーの最大の特徴は小型風力ソーラー発電、マイクロ水車発電の効率を高めるために重要なポジションで、不安定な電力でも(1.3v)以上であれば電解液に充電し、放電時には使用したい電圧で放電出来る為、効率を高める事ができる。



発表では公開実験が行われ、100V出力機、24V出力機の2機を使って、地震で停電になったことを想定して、携帯電話を充電(千台同時充電可能)をしたり、避難用の照明を点灯、パソコン電源を確保、TVを見られる状態にしてみるなど、多機能性を証明してみせた。



 同社では総務省、環境省など、関係省庁と協議して全国の自治体や公共施設、町内会や災害避難所などへの設置を働きかける他、病院、コンビニなど、様々な場所への取付を呼びかけていくことにしている。



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