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「収入が理由で断られそう」と不動産屋が怖くて行けなかった50代シングルマザーが1400万円の住宅を購入した方法


50代のシングルマザーAさんは、収入が理由で不動産屋に行くのを恐れていましたが、住宅ローンの専門家に事前審査を依頼し、借入可能額を確認しました。自分に無理のない返済計画を立て、最終的に1400万円の中古住宅を購入。住宅購入にあたっては、事前にローンの審査を受け、自分の予算を明確にすることで、購入の不安を軽減しました。また、「フラット35」のような子育て世帯向けの優遇制度を利用することでも、条件によっては返済額を抑えることができます。住宅購入を考えるシングルマザーには、事前審査の受け付け、自分の返済能力に応じた予算決定、そしてその範囲内での物件探しをすすめる3つのステップが有効だとされています。

「収入が理由で断られそう」と不動産屋が怖くて行けなかった50代シングルマザーが1400万円の住宅を購入した方法

住宅ローンのご相談を受け続けて15年。これまで、年齢も職業も家族構成もさまざまなお客様と向き合ってきました。その中でも特に印象深いのが、シングルマザーの方々からのご相談です。

「収入が少ないから、住宅ローンの審査に通らないのでは?」
「不動産屋に行っても門前払いされるのでは…」

そんな声を耳にするたび、「このまま家を諦めてしまうのはもったいない」と強く思います。実際に、勇気を出して一歩踏み出し、無理のない予算で住まいを手に入れた方もいます。今回は、50代のシングルマザーAさんの実例をもとに、同じような不安を抱える方に向けて、住宅購入のヒントをお伝えします。

シングルマザーが住宅購入で抱える2つの不安

不安1 不動産屋に行くのが怖い

最も多く聞くのは、「不動産屋に行くのが怖い」という声です。

「収入を伝えた瞬間に“あなたには無理です”と言われるのでは」
「無理な営業をされたら断れないかもしれない」
「営業マンがほとんど男性で、女性一人だと居心地が悪そう」

こうした不安を抱えて、一歩を踏み出す勇気が出ないという声が多く聞かれます。

不安2 収入が理由で断られそう

収入面で不安を感じている方も多くいらっしゃいます。子育てと仕事の両立で、フルタイム勤務が難しい方も多く、「年収300万円未満ではローンは通らないのではないか」と心配されるケースも見受けられます。また、シングルマザーだと収入が不安定と見なされるのではと、漠然とした不安を感じることも。実際、年収によって借入可能額が変わるのは事実ですが、収入が少ない=購入できない、とは限りません。では、実際に不安を乗り越えて家を購入したAさんは、どのように行動したのでしょうか。

実例:50代シングルマザーAさんのケース

Aさんは50代のシングルマザーで、学生のお子さんと共に住む家を探していました。既に成人したお子さんもおり、長くシングルマザーとして奮闘してこられたそうです。必死で仕事と子育てをこなし、ようやく下の子の学生生活もあと数年…というところで、老後を含めた自身の生活に不安を覚えたと言います。

「これからの生活を考えると、子どもたちに安心してもらうためにも、いまのうちに小さくても自分の家を持ちたい。」

そう思ったものの、やはり「自分の収入で家が買えるのか」という不安は拭えず、不動産会社に行く勇気が出なかったそうです。

そんなAさんが最初に行ったのは、「住宅ローンの事前審査を先に受けてみる」ことでした。

住宅ローンの事前審査を受け、借入可能額を把握

Aさんが最初に相談したのは、不動産会社ではなく、住宅ローンを扱う専門家でした。

「不動産屋に行くのは怖いけれど、住宅ローンの相談なら話だけでも聞いてみたい」

そんな気持ちで、一歩踏み出したAさん。実際に年収や勤続年数、家族構成などをもとに、住宅ローンの「事前審査」を受けてみると、最大で約2,300万円程度の借入が可能という結果に。

「えっ、本当に借りられるんですか?」「私でも家が買えるんですか?」

驚きと安堵が入り混じったAさんの表情は、今でも忘れられません。

スムーズな物件探し

次に行ったのは、借入可能額を基準に、無理のない予算設定です。年収や年齢、老後資金を考えた結果、Aさんは1,400万円程度までの物件に絞って探すことにしました。物件価格を抑えれば、月々の返済も無理がなく、老後に年金生活になっても安心です。

「すでにローンの事前審査が通っていて、予算も決まっている」

この事実が、Aさんの不安を取り除き、不動産会社とのやり取りもスムーズに進みました。そして最終的に、住み慣れた現在の住まいからそう離れないエリアで中古住宅を購入。家賃並みの返済額に抑えることができました。

シングルマザーに知って欲しい住宅ローンの豆知識

Aさんのように、「自分には無理」と思っていた方でも、少しの知識と準備で住宅購入が現実的になります。特に、シングルマザーの方に知っていただきたいのが以下のポイントです。

子どもの人数に応じて金利優遇が受けられる「フラット35」

フラット35には、「子育てプラス」という子育て世帯に対して金利を優遇する仕組みがあります。子育て世帯を応援する優遇制度は、シングルマザーにとっても大きな味方です。子ども一人当たり当初5年間0.25%の金利優遇が受けられる仕組みです。例えば未成年の子どもが二人いる場合、当初5年間の金利は0.5%下がります。その他、物件に対する優遇制度などもあり、条件によっては想像以上に返済額が抑えられるケースもあるのです。

年収に応じた借入可能額の目安

たとえば、借入可能額の一般的な目安として、年収の5~7倍と言われています。ところが、これは金利や借入年数によって変わってくるものです。金利2%の借入可能額を、35年・20年に分けて一覧にまとめました。

もちろん、借入可能額=買える金額ではありません。返済に無理のない範囲での設定が大切です。ですが、まずは「借りることが難しいのでは」という思い込みを捨てるところからがスタートなのです。

住宅購入が不安な人におススメしたい3ステップ

最後に、これから住宅購入を考えたいけれど「不安で動けない」という方に向けて、具体的な3ステップをまとめました。

STEP1 住宅ローンの事前審査を受けてみる
まずは、自分がどれくらいのローンを組めるのかを知ることが第一歩。不動産屋に行かなくても、金融機関や専門家に相談することで事前審査は可能です。

STEP2 自分の可能な返済額をもとに予算を決る
収入や生活に無理のない範囲で、購入価格の上限を決めましょう。「これ以上は買わない」と決めておくことで、安心感が生まれます。

STEP3 その予算で物件を探す

ここで初めて不動産会社に相談します。予算が明確なので、無理な営業に流されることもなく、自分に合った物件を冷静に選べます。

まとめ:不安はひとつずつ解消できる

住宅購入は、人生でも大きな買い物。特にシングルマザーの方にとっては、「収入」「将来の不安」「子どものこと」など、悩みは尽きないかもしれません。住宅購入に不安を感じているのはあなただけではありません。「不安」の元をひとつずつ解消して、安心して住宅購入を進めてほしいと思います。

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