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【12月権利確定銘柄】分割や優待拡充で注目される株主優待銘柄6選


【12月権利確定銘柄】分割や優待拡充で注目される株主優待銘柄6選
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12月に株主優待の権利がある銘柄のうち、株式分割を行う、もしくは行った企業、株主優待拡充を行う企業があります。

【12月権利確定銘柄】3つの予算別・25万円未満で買える注目優待銘柄6選

株式分割を行うことで個人投資家が株を買いやすくなるメリットがあるほか、これまで端株保有者も株主優待をもらえるなどメリットもあります。

注目される対象企業をまとめて6つ紹介します。

注目の6社紹介

(1) ヒューリック <3003>

不動産業のヒューリック <3003>の最低購入価格は万42万7,200円(300株買付時)、配当利回りは3.37%です。

【優待内容】

2年保有でももらえる点は拡充

≪執筆者撮影≫

これまで、300株以上保有している株主に対して、3年未満で3,000円相当のカタログギフト、3年以上で6,000円相当のカタログギフトの株主優待を実施してきたヒューリックですが、変更後、2025年12月31日からは「2年未満は廃止、2年以上は6,000円相当のカタログギフト」になりました。

2年未満廃止とあり、一見、改悪と思われがちですが、これは2025年から実施するため、2023年12月31日に間に合うように買付して現物株式を中長期保有すれば、2025年の権利タイミングに間に合います。

3年保有しないともらえなかった6,000円相当のカタログギフトが、2年保有でももらえる点は拡充と言ってよいはずです。

リンベルのギフトカタログから

≪執筆者撮影≫

筆者は以前、山野井ハムを株主優待でもらいました。

結婚祝いや出産祝いなどにも利用されるリンベルのギフトカタログから欲しいものを選べます。

(2) 小田原機器 <7314>

路線バスの運賃箱などを製造する小田原機器 <7314>、最低購入価格は10万8,000円、配当利回りは2.22%。

【優待内容】

≪画像元:小田原機器

小田原機器は、株主優待の新設を発表。100株以上保有でQUOカード2,000円分、500株以上保有でQUOカード3,000円分がもらえます。

株主優待発表は8月で、今回、12月権利がはじめての株主優待になります。

実用的なQUOカード優待です。

≪画像元:Yahoo! ファイナンス

チャートを見ても、8月に窓を開けて上がっているのがわかります。

(3) ヤマハ発動機 <7272>

マリン事業が堅調なヤマハ発動機 <7272>の最低購入価格は36万6,300円、配当利回りは3.96%。

【優待内容】

≪執筆者撮影≫

ヤマハ発動機の株主優待は、100株以上で、保有株数に応じてポイントがもらえ、対象商品の中から交換できます。

300株以上も新設された

≪画像元:ヤマハ発動機

ヤマハ発動機は12月末日で1:3の株式分割が予定されていて、変更後も100株保有で3年未満1,000ポイント、3年以上2,000ポイントがもらえます。

変更後では300株以上も新設されたため、2023年12月末に100株を保有していれば、株式分割により300株保有になり、中長期で保有することで2024年12月には保有期間3年未満2,000ポイント、保有期間3年以上3,000ポイントがもらえるため、100株保有者にとっても優待拡充です。

12月末までに34株の単元未満株を買付して(株式分割後に102株保有者となる)、来年12月に向けて準備しておく方法も取れます。

静岡地方の名産品がもらえます

≪執筆者撮影≫

筆者は、以前、三ヶ日みかんサイダーをもらいました。

静岡地方の名産品がもらえます。

(4) ルックホールディングス <8029>

マリメッコ、イルビゾンテなど輸入販売するルックホールディングス <8029>の株主優待は、株主優待券。最低購入価格は24万2500円、配当利回りは2.89%です。

【優待内容】

倍額に株主優待が増えた

≪執筆者撮影≫

2023年度の株主優待が決まり、100株以上保有では、3年未満4,000円分、3年以上5,000円分の株主優待券がもらえます。

実は、2022年度は100株以上保有で2,000円分の株主優待券だったため、倍額に株主優待が増えた今回。

つまり、2023年12月の株主優待は拡充されています。

また、2023年度は優待券金額ちょうどのお楽しみ詰合せパックも用意されるとのことで、期待が高まります。

お楽しみ詰合せパックも用意されるとのこと

≪画像元:ルックホールディングス

筆者は、北欧雑貨のmarimekko(マリメッコ)が好きなこともあり、余計に注目しています。

(5) 物語コーポレーション <3097>

「焼肉きんぐ」や「丸源ラーメン」など飲食店を運営する物語コーポレーション <3097>の最低購入価格は38万4500円、配当利回りは0.78%です。

【優待内容】

≪執筆者撮影≫

物語コーポレーションは、100株以上で、6月と12月の年2回、直営店などで使える3,500円分の株主優待券がもらえます。

物語コーポレーションは2023年2月28日を基準日として、1株を3株に分割しています。

変更後、株主優待は100株からもらえているので、実質的な拡充です。

≪画像元:Yahoo! ファイナンス

物語コーポレーションの株価チャートを見ても、順調に株価が上がっていくのを見てとれます。

(6) 北海道コカ・コーラボトリング <2573>

飲料会社の北海道コカ・コーラボトリング <2573>の最低購入価格は27万1600円、配当利回りは1.1%。

【優待内容】

自社商品詰合せがもらえます

≪画像元:北海道コカ・コーラボトリング

株主優待は、100株以上で6月と12月の年2回、自社商品詰合せ22本入り、または1箱がもらえ、1,000株になると28本入り、または2箱がもらえます。

北海道コカ・コーラボトリングでは、少し前になりますが、2023年6月30日を基準日として1株を2株に株式分割した企業です。

分割後でも100株以上保有で、製品詰め合わせ(22本入り)、好きな当社商品1箱がもらえているため、株主優待の拡充といえます。

株価チャート

≪画像元:Yahoo! ファイナンス

北海道コカ・コーラボトリングの株価チャートを見ても、分割後、少し株価は下がりましたが、その後、順調に株価が上がっています。

12月の株主優待銘柄をチェック

このほか、12月権利確定銘柄ではありませんが、株式分割企業は多く、三菱商事やクレハといった企業も12月末に株式分割を予定していて注目が集まります。

株式分割することで単元でも株を買いやすくなり、企業によっては株主優待の拡充もあるため注目してみましょう。

もちろん分割発表直後は価格の上下動が激しくなることもあり、買うタイミングは吟味してください。

現在、単元未満株や端株を持っている人も優待の対象になる場合や、優待拡充で保有株数が増えて内容が豪華になる場合もあり、中長期保有を考えているなら、株を買うよいタイミングになる株式分割にも注目です。

※最低購入価格・配当利回りは2023年11月21日終値

※購入手数料は含まれていません。

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