「めんどくさいからスマホ料金の見直しは今度でいいか。」
今回は著書『父が子に伝える13歳からのお金に一生困らないたった3つの考え方』から、「お金を減らさないために必要な2つのチカラ」について解説します。
・固定費の見直しがめんどくさくて後回しになっている
・情報を鵜呑みにして騙されたくない
情報のアンテナが高くなり、正しい情報を見極める方法があります。
1. 情報収集の力
お金を貯めたい人は毎月支払う固定費について、情報のアンテナを高く張り、貪欲にお得情報を取りにいく必要性があります。
情報収集が「できる人」と「できない人」の違いを解説していきます。
情報強者はすぐにググり、情報弱者はあとでやる
・スマホ代を安くする方法
・光熱費を安くする方法
・一番還元率の高いキャッシュレスは?
これらはググればすぐに見つかります。
なのになぜ「できる人」と「できない人」に別れるのでしょうか?
答えはめんどくさいからです。
あなたも見直さないといけないと思いながら放置しているサブスクの1つや2つはありませんか?
例えば、毎月1万円のスマホ料金を支払っている人が毎月3,000円の格安SIMに乗り換えた場合、1年間では8万4000円もの差が生まれます。
この差額の7000円を10年間、利回り5%で運用した場合は約108万円になります。
情報収集ができる人は、このように長期的な視点があるため「ちょっと調べること」をめんどくさがらずにすぐにググります。
大切なお金を守りたいなら毎月の固定費には敏感になり、もっと安くなる情報はないのか調べる癖をつけましょう。
2. 情報を見極める力
「世の中の人が何に困っているのかな」という「情報」を仕入れることはお金を稼ぐ力を高めることにも繋がります。
しかし、世の中に流れている情報にはフェイクニュースが隠れています。
ここでは、正しい情報の見極め方について3つ解説します。
情報の見極めポイント1:「伝聞」に気をつける
人づてに回ってきた情報では正しいかどうかの判断はできません。
・お得な格安SIMのプランが新しく発表されるらしいよ
・マイナンバーカードを持っているとなんかお得になるらしいよ
このように誰かがネットやテレビで聞いた話しは多く聞きます。
しかし、これを鵜呑みにしてはいけません。
なぜなら、他人から聞いた話はすべて「伝聞」だからです。
新しい情報を聞いたときは鵜呑みにせず自分で確かめにいく癖をつけましょう。
情報の見極めポイント2:「推定」に気をつける
新しい情報を聞いたときは、その情報を裏付けられるデータがあるのかないのか確認することが重要です。
・◯◯かもしれない
・◯◯だったらいいな
このような考え方は願望に基づく推定であり、気をつけないといけないポイントです。
正しい情報を判断するためには「推定」ではなくデータに基づいた「仮説」を立てます。
過去のデータを分析して可能性が高いと根拠を見つけることが正しい情報を手に入れる方法です。
情報の見極めポイント3:「事実」と「意見」に気をつける
伝聞
推定
意見
に惑わされると、正しい「事実」を見ることができず、正しい判断ができなくなります。
次の例文を見比べてみてください。
A:「この映画は史上最高のコメディ映画だと思う。」
B:「この映画は2022年にアカデミー賞の最優秀コメディ映画賞を受賞しました。」
Aの例文はA君からみた「意見」ですが、Bの例文はアカデミー賞を受賞したという事実に基づいています。
このように情報を見極めるときは「意見」なのか「事実」に基づいているのかを慎重に見極めることが大切です。
お金を減らしたくない、お金を稼ぐ力を高めたいなら情報の取捨選択には慎重になりましょう。
マネーリテラシーを高め、将来の不安を取り除く
1回払いよりも、毎月支払うお金を見直すことが大事
すぐに調べる癖を身につける
情報は事実と意見を切り分けて判断する
お金を減らさないために情報のアンテナを高く張り、マネーリテラシーを高めていきましょう。