ENEOSには「提携カード」という制度があり、楽天カードやdカードを支払いに利用すると1.5%還元が受けられる特典があります。
しかし先日、2023年9月末をもって、楽天カードとdカードの提携1.5%還元特典を終了するというアナウンスがありました。
10月以降はカード利用分の1%還元のみとなります。
この記事では、楽天カードのENEOS1.5%還元終了の詳細とともに、今後の代替策についてご紹介します。
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楽天カードのENEOS1.5%還元終了
ENEOSで給油する際、いくつかの会員区分があります。
楽天カードやdカードは「提携クレジットカード」という区分で、お得な価格で給油できるほか、支払金額に対して楽天ポイントやdポイント1.5%還元という特典がありました。
通常楽天カードの還元率は1%ですから、0.5%分お得になっていたのです。
それが、2023年10月以降は以下のように変更されます。
変更前 ※2023年9月30日(土)まで
- 100円(税込み)の利用につきカード利用ポイント1ポイント
- 200円(税込み)の利用につき特典1ポイント
変更後 ※2023年10月1日(日)から
- 100円(税込み)の利用につきカード利用ポイント1ポイント
200円(税込み)の利用につき特典1ポイントがなくなってしまいました。
今までつかなかった「楽天ポイントカード提示分」がつくようになる
特典終了だけでは利用者にとってデメリットしかありませんので、新たな特典を開始します。
10月以降は、楽天カードで支払った際にはこれまで付与対象外だった「楽天ポイントカード提示分」に対して、ポイントがつくようになります。
付与条件は以下となります。
- 楽天ポイントカード提示で2リットルにつき1ポイント
- 燃料油以外の商品200円(税抜)につき1ポイントを別途進呈
2リットルにつき1ポイントは現在なら0.29%還元相当
「2リットルにつき1ポイント」ですから、ガソリンの価格に対して還元率は変わってきます。
現在の相場であるリッター170円だとすると、1P÷340円×100≒0.29%
提携特典は0.5%分でしたから、0.29%還元では改悪となってしまいますね。
同水準の特典になるためには、リッター100円を切らなければなりません。
燃料費高騰の近年においては夢のような数字で、まず実現は難しいでしょう。
代替策としてENEOSカードに切り替えるべきか?
ENEOSではお得な特典のある「ENEOSカード」を3種類発行しています。
そのうち年会費1,350円が年1回の利用で無料になるのは「ENEOSカードS」ですので、こちらを代替策として検討してみます。
≪画像元:ENEOSグループ≫
「ENEOSカードS」の特典
「ENEOSカードS」の特典は「リッター2円引き」です。
値引きとポイント還元ではお得比較ができないので、還元率に換算してみましょう。
リッター170円とすると、2円÷170円×100≒1.18%
残念ながら1.5%還元を下回ってしまいました。
「ENEOSカードS」では完全な代替策とはならなさそうです。
楽天カードの通常還元率1%に、ポイントカードの2Lにつき1P(リッター170円なら還元率0.29%)だと合計1.29%還元ですので、ENEOSカードSへの切替よりもまだ楽天カードを使い続けた方がお得です。
基本還元率の高い他カードやエネキー併用を検討しよう
エネオスには、ワンタッチで給油の支払いができる「エネキー」という端末があります。
≪画像元:ENEOSグループ≫
エネキーは、
- 好きなクレジットカードと紐付けができる
- ポイントカードの登録可能
- 店舗によってはエネキーでの支払いで「1円引き」のサービスがある
エネキーに楽天カードよりもっと還元率の良いカードを紐づけたり、1円引きのサービスを上乗せできれば、改悪分を取り戻せる可能性が高くなります。
10月以降に備えて、あなたのよく行く店舗や手持ちのカードを組みあわせて対策を練っておきましょう。(執筆者:元地方テレビ局記者の主婦ライター 石田 彩子)
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