メルカリで売れた商品を発送する際、リサイクル品の梱包材を利用する方は多いでしょう。
もちろん筆者もそのうちの1人です。
リサイクル品の梱包材を使用するときに、
「どの程度までならリサイクルしても良いのだろう?」
と気になった方はいませんか。
リサイクル品の梱包材を使用したことが原因で、「残念だった」評価を付けられてしまう場合もあるようですから、どの程度までリサイクルOKなのかは事前に知っておくべきと言えます。
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そこで今回は、メルカリサロン公式メンバーの筆者の体験談と、サロンメンバー「さっこ」さんがInstagramで実施したアンケート結果をもとに、リサイクル品の梱包材を使用する際の注意点を解説していきましょう。
参照元:Instagram メルカリサロン公式メンバー さっこさん(@s_mercari_o)
1. 外袋はシミや汚れ・破れなどがなければリサイクルOK
封筒や箱など、商品を発送する際に使用する外袋は、アンケート結果によると「あり」と答えた方が約61%いらっしゃいました。
外袋は発送中、運送会社が運搬する際に汚れる場合もあるため、新品にこだわる方は少なめだとわかります。
もちろん、どんな状態のものでもリサイクルOKというわけではありません。
アンケート結果によると、シミや汚れがついていたり、激しく破れていたりするものは「なし」と感じる方がいらっしゃいました。
たとえ中の商品に問題がなかったとしても、衛生面で不安を感じたり、見た目的に「ちょっと…」と感じるようなリサイクル品は避けたほうが良さそうです。
アンケートの結果も踏まえて、リサイクル品として封筒や箱などを使用する際は、
- シミ、汚れがついていないもの
- 著しく破れていないもの
- 中身が透けて見えない状態のもの
- 1度水にぬれたもの(紙素材のもの)
- テープ類を何度も貼る・剥がすを繰り返したもの
は避けるようにしましょう。
2. 緩衝材は本来の役割を果たしていればリサイクルOK
緩衝材に関しては、約79%の方はリサイクル品の使用は「あり」と答えていらっしゃいました。
以前、筆者は緩衝材を購入したことがあるのですが…少量だとコスパが悪く、まとめ買いだと保管場所を圧迫するため、現在は主にリサイクル品を主に利用しています。
もちろん、緩衝材もどんなものでもリサイクルOKというわけではありません。
外袋のように状態の良さや、キレイさは一定レベルを保ったものを使用する必要があります。
また、汚れなどに注意するだけでなく、緩衝材の役割を果たしているかも重要なポイントです。
たとえばアンケート結果の中には、
「プチプチがつぶれているものはNG」
というような回答がありました。
プチプチ部分がつぶれているということは、普通のビニールで包んでいる状態とほとんど差がありません。
商品に衝撃が与えられた際、破損する可能性が高まってしまうためNGなのです。
このような意見も踏まえて、
- 汚れ、破れ、シミ、落書きがないもの
- クッション性が新品とほぼ変わらないもの
- テープがベタベタついていないもの(手あかが付着しているため)
- 入手から一年以上経過していないもの(劣化の危険性があるため)
に当てはまるものを使用したほうがベターだと筆者は考えます。
3. ビニール袋は新品を利用したほうが無難
ここまでは比較的リサイクル品の利用をOKする方の声のほうが多かったのですが、ビニール袋となると少し話は変わります。
ビニール袋(OPP袋)の再利用に関しては「あり」と答えた方は約53%となっており、他の回答よりも低い結果となっていました。
ビニール袋は保管中に髪の毛やホコリ、手垢がつきやすいため、リサイクルには向いていません。
そのような状態の袋には、商品を入れてほしくないと思う気持ちはとてもよくわかります。
もちろん、リサイクル品すべてがNGというわけではないのですが、梱包材のリサイクルが原因で評価を落としてしまうよりは、新品を使ったほうが無難でしょう。
筆者はビニール袋はリサイクル品を使わず、いつも新品を使用しています。
近頃はビニール製品も徐々に値上げしているため、ビニール袋は決して安いとは言えない値段かもしれません。
しかし、ポリ袋であれば100円ショップで安く購入できますし、1枚1枚取り出せるタイプであれば、常にキレイな状態で使用できます。
購入者に嫌な思いをさせてしまわないよう、ビニール袋はできるだけ新品を使用することを筆者はおすすめしたいです。
受取手の気持ちを想像して梱包材を準備しよう
メルカリの発送にかかる費用を浮かせるために、家にある梱包材をリサイクルすることは決して悪いことではありません。
しかし、お金を払って買っていただいた商品を送るわけですから、どんなものでも使用して良いというわけではありません。
当たり前ですが、リサイクル品の梱包材の状態はしっかりと確認する必要があります。
「受取手がどのような気持ちになるか」を1度考えてから再利用するようにすれば、リサイクル品を使用しても大きなトラブルが発生するリスクを下げられるでしょう。(執筆者:メルカリ取引700回以上 石神 里恵)
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