2022年は改悪ラッシュだった楽天経済圏ですが新年早々、楽天ブックスと楽天Koboの楽天SPU条件に関して改定について発表がありました。
ポイントの上限が大幅ダウンとなりましたが、改悪の影響を受けない利用方法があります。
ここでは、「楽天ブックス・楽天Koboの楽天SPU条件達成による獲得ポイント上限に改悪に関してのまとめ」と、「影響を受けない利用方法」を紹介しています。
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変更内容
楽天ブックス・楽天Kobo電子書籍ストアでは、それぞれ1回1,000円以上の買い物をした場合、その月の楽天市場での買い物がSPU 条件達成により+0.5倍になっていました。
この条件が達成された際に、+0.5倍によりSPUで獲得できるポイントは、これまで会員ランクによって異なり、最大1万5,000ポイント付与まで可能でした。
しかし2023年2月より、この獲得ポイント上限が変更となります。
変更ポイント条件
2023年1月31日まで(改悪前)のポイント上限
ダイヤモンド会員 1万5,000ポイント
プラチナ会員 1万2,000ポイント
ゴールド会員 9,000ポイント
シルバー会員 7,000ポイント
その他一般会員 5,000ポイント
2023年2月1日から(改悪後)のポイント上限
影響のある買い物方法
変更されたポイント数だけみるとダメージの大きそうな改悪ですが、特典ポイントを満額獲得するには、
- ダイヤモンド会員だと300万円/月
- 一般ランクでも100万円/月
の買い物を、楽天市場でする必要があります。
改悪後の特典ポイント1,000ポイントを獲得するのにも、20万円/月のお買い物を楽天市場でする必要があります。
生活用品や食品など生活必需品調達として楽天市場を利用している場合、毎月20万円もお買い物をすることは少ないと思うので、日常のネットショッピングとして利用している方にはさほど影響はなさそうな改悪です。
ただし、家電製品や高額な趣味(車、カメラ、ガジェット、ゴルフ等)を持っていて楽天市場を利用している場合などは影響がありそうです。
また、これから春に向けた新生活の家具、家電、生活用品を楽天市場で調達しようと考えているなども、一時的に影響があるかもしれません。
楽天の転売対策の可能性大
楽天市場では型落ち品やオフィシャルショップのオリジナル割引などにより、一般流通よりもかなり低価格で商品が販売されてることがあります。
今回の改悪は、日常使いしている利用者には全く影響がなく、毎月高額な買い物をしている利用者に影響がある内容なので、低価格で購入した商品を転売する転売ヤーに対する対策として、投じられた可能性が高いです。
楽天SPU自体は改良傾向
昨年、楽天SPUはポイント最大14倍から16倍に引き上げとなりました。楽天モバイルのSPU倍率が1倍から最大3倍(ただし契約内容による)になった影響です。
≪画像元:楽天グループ≫
楽天経済圏の昨年の改悪の傾向として、
- 積極的に利用しているユーザーには好待遇
- あまり利用していないユーザーには恩恵が少なめ
という変更がされてきました。
今回の改悪も、楽天市場を普通に利用しているユーザーには影響がない点を考えると、転売などで設けている利用者にポイントは付与しないということになります。
楽天SPUの楽天ブックス・楽天Koboの月間獲得ポイント数改悪についてまとめ
新年1発目の楽天経済圏変更のニュースは、ポイント数だけ着眼すると改悪に見えますが、楽天市場を日常使いしている利用者には全く問題がない内容でした。
今年も各経済圏がいろいろな変更を発表してくることが予想できますが、現段階ではやはり楽天経済圏はお得サービスといえそうです。
特に、楽天金融サービス連携によるポイントの機会が多いことと、ふるさと納税でのポイント付与されることはポイ活において、うれしい点です。
また、
- 各サービスとも比較的インターフェースもわかりやすく使いやすい
- 楽天市場の商品数の多さやキャンペーンのお得さ
- ふるさと納税の参画自治体の多さ
などは、ポイ活という面以外でも、他のサービスより秀でている点といえます。
今年度も、各経済圏の動向をチェックしながら、最適化していくとよいでしょう。(執筆者: 太田 玲世)
楽天ブックス・楽天Kobo SPU特典内容が改悪 今回の改悪で影響を受ける人とは