この秋から冬にかけて、京都・奈良・大阪方面への旅行を計画している方へ。
行きたいところはたくさんありつつも、やはり現地での交通費はできるだけ抑えたいもの。
今日は、他の地域から近畿エリアを訪れる方に大注目の「奈良満喫フリーきっぷ」を紹介します。
奈良だけではなく、京都・大阪の幅広いエリアで使える3日間有効の格安乗り放題きっぷです。
本記事では、このきっぷの特徴や購入条件について詳しく説明します。
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「奈良満喫フリーきっぷ」とは?
大阪・京都・奈良自由周遊区間内のJR線普通列車(快速・新快速含む)の普通車自由席、近鉄線の普通列車の普通車自由席、奈良交通バスが乗り放題となるフリーきっぷです。
3日間有効で、おとな3,260円、こども1,630円 と格安です。
≪画像元:エクスプレス予約≫
「奈良満喫フリーきっぷ」とありますが、実際には奈良に泊まらなくても、奈良に行かなくても使えます、
東は京都の山科駅、西は兵庫の尼崎駅まで、かなり広い範囲をカバーしています。
大阪環状線も、これ一枚で自由に乗り降りすることができます。
また、JR線にも近鉄線にも乗ることができるので、例えば「青春18きっぷ」「関西1デイパス」といった、JRの普通列車乗り放題きっぷでは行きにくかった近鉄線エリアにも足を伸ばすことができます。
購入条件に要注意!
ただし、このきっぷには購入条件があります。
このきっぷを買うことができる人について、できるだけ簡単に説明すると、
です。
対象外となる主なケース
・ 飛行機やバス、普通列車で来た人
・ 駅の窓口で、新幹線や特急のきっぷを予約・購入して来た人
・ 旅行代理店を通して、新幹線+宿泊のパック商品で来た人
・ 「ぷらっとこだま」「バリ得こだま」などの、旅行代理店経由の格安きっぷを使って来た人
ただしこの条件は、あくまで、京都・大阪に来るまでの交通手段なので、帰り道の交通手段に縛りはありません。
また、JR東海の「スマートEX」「EX予約」、JR西日本の「e5489」には、それぞれ早期予約割引があります。
早めに旅行日程を決めて予約することで、JRのWebサイトからの直接購入であっても、費用を抑えることが可能です。
有料特急以上の列車をインターネット予約すればよいので、近場の方は例えば新神戸-新大阪の1区間だけ新幹線に乗ってくるのでも、条件適用可能です。
また、遠方から関西に来る方は、まずLCCで関西国際空港に降り立ち、関空特急「はるか」に乗る旅程を組むことで、条件をクリアすることができます。
購入方法
購入方法でも購入場所や準備物が異なります。
JR東海の「スマートEX」「EX予約」でチケットを予約した人
JR東海のサイトで購入した人と、JR西日本のサイトで予約した人で、少しだけ購入場所や準備物が異なるので注意しましょう。
購入可能時期
「奈良満喫フリーきっぷ」の、利用開始日の前日または当日
(2023年3月31日出発分まで発売)
購入場所
JR東海の京都駅、新大阪駅
JR東海ツアーズ 京都支店・新大阪支店
JR西日本の京都駅、新大阪駅、大阪駅、天王寺駅の「みどりの窓口」
購入時に必要なもの
ICカードで新幹線に乗車する人は、入場時に新幹線自動改札機から出力される「EXご利用票(座席のご案内)」、
紙のきっぷで乗車する人は、きっぷの受取時に券売機から出力される「ご利用書 兼 領収書」を提示
(「スマートEX」「EX予約」のサイトから、「EX旅のコンテンツポータル」のページを経由して事前予約を行うと、JR西日本の「みどりの券売機」「みどりの受取機」等で発券が可能となりますが、JR西日本「e5489」の会員登録も必要となり、手順が複雑になるため、ここでは説明を省略します。)
JR西日本の「e5489」でチケットを予約した人
購入可能時期
「奈良満喫フリーきっぷ」の、利用開始日の前日または当日
(2023年3月31日出発分まで発売)
購入場所
JR西日本の京都駅、新大阪駅、大阪駅、天王寺駅の「みどりの窓口」
購入時に必要なもの
きっぷ予約時の「決済完了メール」、「予約完了画面」または「予約詳細画面」のいずれかを提示
使い方次第で、近畿エリアの周遊がとてもお得になる「奈良満喫フリーきっぷ」。
2022年については、全国旅行支援の「宿泊のみ」の商品と組み合わせるのもいいですね。
年末年始も利用可能なので、ぜひ次の関西への旅行に役立ててください。(執筆者: 星澤 美衣)