キャッシュレスが進化した令和の現在、ひとり5枚から10枚のクレジットカードを持っていても、まったく問題ありません。
「クレジットカードの枚数は絞った方がいい」などと書かれたコラムを読むと、時代錯誤に感じます。
カードの多数持ちで得をする方法をご案内します。
モバイルSuicaは全国で便利!チャージしてポイントの貯まる最強クレジットカードNo.1は
「クレジットカードは絞り込んだほうがいい」というウソ
クレジットカードは積極的に枚数を持ちましょう。
一見、数を絞る理由がありそうに思える次の方にも、むしろ枚数を持つことをおすすめします。
・ メインカードのポイントボーナスが高く、年間100万円以上使う必要がある
・ メインカードのポイント還元率が他より高い
・ メインカードがプラチナ以上またはマイル系
厚めに使う1枚があっても、数を持たない理由にはなりません。
利用頻度はバラバラでいいですし、まったく使わないカードなら解約して構いません。
持っているカードはすべて働かせましょう。
もちろん、ムダな買い物などしなくていいのです。
快適なキャッシュレスはクレジットカードの枚数から
本格キャッシュレス時代においては、クレジットカードの数が多ければ、メリットも比例して多くなります。
最近は銀行口座から即引落しになるデビットカードもメリットの大きいものが増えましたので、併せて使うのもおすすめです。
カード枚数が多くてもデメリットはない
そう思う方は、懸念材料を次の通り先取りして解決しているので、ご覧ください。
・ 持ち歩くのは2~3枚にする(自宅に置いておけば紛失しない)
・ 持ち歩かないカードも、スマホ決済で利用する
・ 年会費も無料(または実質無料)のカードが多く、維持費は掛からない・ ポイントも有効期限が伸び、使い道も増えたため、「利用を分散した結果ポイント失効」という可能性は少ない
・ 支払日は10日、27日前後のカードが多いので、どちらかの日に寄せたカードを増やせば、支払い漏れの危険も少ない
・ キャッシング枠は付けなくていい
・ 1枚ごとの限度額を下げれば、新たなカードの審査にも通りやすい
・ 多数のカードを管理できるかどうかはユーザーの才覚次第。「管理できないだろう」と先んじて言われ、従う筋合いはない。
「クレジットカードの枚数を絞れ」という記事を読むと、解消容易な懸念材料を広げ過ぎている印象を受けます。
スマートフォンにアプリが何でも入る昨今、どんな店舗に行ってもなにかしら恩恵を受けられると、非常に気分のいいものです。
カードを選ぶ・その1(共通ポイント等)
次の8種類の「ポイント」「QRコード決済」「電子マネー」に対応するクレジットカードのうち、半分以上持って損はありません。
カッコ内はおすすめカードです。
系列外に優秀なカードがあれば、そちらを優先して記載しました。
・ 楽天ポイント(楽天カード)
・ dポイント(リクルートカード)
・ Ponta(Ponta Premiuma Plus)
・ Tポイント(TカードPrime)
・ au PAY(エポスゴールドカード)
・ モバイルSuica(エポスゴールドカード)
・ Vポイント(三井住友VISAカード)
キャッシュレスアイテムと組み合わせた際、Wポイントになるものを選ぶカードが肝心です。
共通ポイントも、複数使って損になることはありません。
いずれもスマホアプリで使えますし、貯め続けている限り失効しません(dポイントは有効期限4年)。
「貯めるポイントも絞らないと損をする」という考え方もありますが、負担がないのにそうするのはいい考え方ではありません。
最も人気のあるPayPayを記載しませんでしたが、これについては系列のPayPayカード(Wポイントにならない)でなく、次の方法でもいいでしょう。
・ 通常時はVISA、Mastercardブランドのカード払い
・ 大型キャンペーン時は、銀行口座または現金からチャージ
カードを選ぶ・その2(特定商業施設)
特定商業施設で割引、ポイント還元のあるカードは、生活に合わせ何枚かあっていいものです。
一例です。
・ イオンカード
・ ビックカメラSuicaカード
・ 三井ショッピングパークカード《セゾン》
・ タカシマヤカード
・ ルミネカード
特定商業施設で、系列のカードを使って得られる「割引」(ポイント大幅還元も含む)は、一般のクレジットカードのポイント還元率より大きい場合が多いです。
よく行く商業施設やスーパーに合わせたカードは、持っていて損はしません。
カードを選ぶ・その3(入会キャンペーン)
入会キャンペーンが1万円近くと、多額のカードは常におすすめです。
平常時に絶対に使わないことが明らかなカードを、キャンペーン狙いで申し込むとなると、さすがに空しく感じるかもしれません。
ですが多くのカードに、意外と使い道があるものです。
私はめったに使わない百貨店系のカードで、公共料金を1種類だけ引き落としています。
ポイント還元率には見るべきものはありませんが、楽天銀行の引落し実績が増え、手数料無料となるため結果的に得をしています。
クレジットカードは多いほうがいい
審査に通る限り、クレジットカードは枚数の多いほうが、今の時代は絶対に得になります。
古い考え方を捨て、積極的にキャッシュレスの恩恵を味わってください。(執筆者:沼島 まさし)
【楽天証券】2022年9月楽天カード積立の還元率が一部0.2%に 「他の口座に変える・変えない」パターン別に対応策を考えます
ビックカメラSuicaカード利用で最大2万5000ポイント上乗せ 通常還元とあわせて15%還元
「ウォルマートカードセゾン」新規申込終了 → 切り替えは「セゾンゴールド・アメックス」 セゾンカード利用で西友の5%引きも終了へ