今年は、百貨店の初売りが大人気でした。
しかし、両手に福袋をたくさん抱えた人がいる一方で福袋目当てに出かけたにもかかわらず、ひとつも買うことができなかった人も多かったようです。
今回は、今からできる本当に得する福袋作りをお伝えします。
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「新しい生活様式」で福袋の常識が変わる
福袋といえば、初売りに朝早くから並んで早い者勝ちで買うことが常識でした。
値段の数倍分の商品が詰まった福袋は、節約家のみならず「年に1回の買い得」「年に1回の楽しみ」ということで、財布の紐がゆるむ人が続出します。
しかし、コロナ禍になり密集を避けるため、福袋のほとんどがネットからの事前予約になりました。
百貨店の店頭には、福袋は並んでいるけれど「引き換え場」と張り紙があり、予約した人しか購入できません。
数量限定の当日販売分は開店直後に売り切れとなっていました。筆者を含めて、福袋目当てに初売りに行ったけれど、なにも買えなかった人も多かったのではないでしょうか。
さらに、かつての福袋といえば値段の3倍以上の品が詰めてあることが当たり前でした。
しかし今年は2,000円の福袋ならば2,500円というように、わずかに得する福袋が増えていました。
コロナ禍は、福袋の販売方法だけでなく、中身のお得度まで変えているようです。
これからは1月中旬以降が本当の福袋の勝負
昔の福袋は、福袋ごとに中身が違っていました。売れ残りや型落ちした商品が詰められていた時代は、値段は同じでも袋ひとつひとつの膨らみや重さが違い、選ぶ楽しさがあったのです。
しかし最近は、福袋の中身を統一したうえで、中身を公開しています。つまり「福袋用の商品」を作ることが新しい常識になっているのです。
福袋用の商品が詰められた福袋には、目玉商品を中心に販促商品が多く詰められています。
福袋を買う人は、目玉商品が目当てで福袋を買うのです。
最近の福袋は、在庫処分の意味はなくなり、商品として福袋が販売されているため、値段の数倍の中身を詰めることができず、「わずかに得する福袋」になっているでしょう。
福袋の常識が変わったのならば、買う側も得する工夫が必要です。売っている福袋をそのまま買っていては「わずかな得」しか得られません。
本当に得するためには、各福袋の目玉商品だけを集めて自分で得する福袋を作ればいいのです。
得する福袋の作り方
近年は、インターネットで福袋の中身を事前に公開しています。
中身は、福袋の値段の大部分を占めている目玉商品と原価が安く販促効果を狙っている商品の2種類で構成されています。目玉商品は、ひとつのこともあれば複数個のこともあります。
公開されている福袋の中身をみたときに「この袋の中で一番欲しいもの」が自分にとっての目玉商品です。
目玉商品だけを集めて作った福袋は、いわゆるハズレがない「得する福袋」になります。
年明けのメルカリには、販売された福袋のほとんどが単品ずつ出品されています。
年明け直後は比較的高い値段で出品されますが、同じ商品が多数出品され始めると、徐々に値下げが始まるのです。
そして1月中旬以降は出品者の「売り切りたい」という思いが強くなり、さらに安くなります。
「得する福袋」を作るタイミングは、まさに1月中旬から2月です。
買えなかった福袋の目玉商品をメルカリで安く購入すれば、欲しい商品だけを集めたオリジナルの得する福袋の完成です。
コメダ珈琲の福袋
福袋はとても人気です。今年は11月から事前予約受付だったため、気がついたときには売り切れで買えなかった人もいました。
コメダ珈琲の福袋は、毎年どこかの企業とコラボをして目玉商品を作っています。
今年のコメダ珈琲の福袋の目玉はノリタケとコラボした食器でした。5,000円の福袋には豆皿(10cm程度の小ぶりの皿)2枚、7,000円の福袋にはカップとソーサーのセットが入っていました。
その他は、トートバッグやコーヒーやお菓子、あとから引き換えができるチケットなどです。
ノリタケの豆皿は、一番安いもので1枚660円のため、2枚ならば1,320円です。
送料550円を加えれば1870円になります。お菓子やチケットをあわせれば、かなりお得な福袋でした。
ところが、メルカリでは年明けから福袋の目玉商品がたくさん出品されています。
コメダ珈琲やスターバックスコーヒーの福袋も単品ずつ出品されます。
コメダ珈琲の豆皿は、年明けには1,200円が相場でしたが、1月10日以降は送料込みで900円程度まで値下がりしています。
「あの福袋のこれが欲しかった」と思うものがあれば、欲しいものだけをメルカリで買い集めて「おうちで楽しむオリジナルの福袋を作り」もいいのではないでしょうか。
昨年は福袋の販売をしない企業が多くありました。
今年こそはと意気込んで初売りに向かった人も多かったのではないでしょうか。
コロナ禍はまだしばらく続きそうです。おうちだからできるお得な買い物方法をみつけて、楽しい節約生活ができる1年にしましょう。(執筆者:三式部 順子)
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