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31日の香港市場概況:ハンセン1.9%高で反発、中国景況感の改善が手がかり


31日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比428.37ポイント(1.85%)高の23603.48ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が192.60ポイント(2.05%)高の9594.77ポイントとそろって反発した。売買代金は1133億4100万香港ドルとなっている(30日は1079億4900万香港ドル)。

中国景況感が大幅改善し、投資家のリスク回避スタンスが後退する流れ。国家統計局などが朝方公表した3月経済指標では、製造業PMIと非製造業PMIがそろって予想以上に上向き、景況判断の境目となる50をそれぞれ回復した。欧米などで新型コロナウイルスの感染が拡大する半面、中国内では感染拡大が収束しつつある。経済活動が正常化に向かうなか、早期の景気回復が期待された。また、香港で主要企業の決算報告が終盤に入るなか、好業績銘柄を物色する動きも目立っている。

セクター別では、石油生産・化工や掘削、天然ガスなどエネルギー関連が高い。中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が8.4%、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が7.4%、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が3.8%、中海油田服務(2883/HK)が11.3%、昆侖能源(クンルン・エナジー:135/HK)が9.4%ずつ上昇した。

食品飲料や家電など消費セクターも買われる。統一企業中国HD(220/HK)が6.4%高、康師傅HD(ティンイー:322/HK)が3.4%高、海信家電集団(921/HK)が10.0%高、海爾電器集団(ハイアール電器:1169/HK)が5.6%高で取引を終えた。海信家電集に関しては、通期決算の30%増益も好感されている。

ゼネコンやセメントなどインフラ建設セクターもしっかり。中国中鉄(390/HK)が5.9%高、中国鉄建(1186/HK)が4.5%高、中国建築国際集団(3311/HK)が3.8%高、華潤水泥HD(1313/HK)が3.7%高、中国建材(3323/HK)が2.8%高で引けた。中国中鉄と中国鉄建は、増益決算をそれぞれ発表している。

決算動向を手がかりにした値動きでは、飲食店レビューやデリバリー事業などの美団点評(メイトゥアン・ディエンピン:3690/HK)が6.4%高と急反発。同社の通期決算は黒字に転換した。また、大幅増益を達成した銘柄では、中遠海運能源運輸(1138/HK)が13.3%高、中遠海運HD(1919/HK)が4.9%高、中国高速伝動設備集団(658/HK)が3.0%高などと値を上げている。

本土市場も反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.11%高の2750.30ポイントで取引を終えた。食品飲料株が高い。発電株、非鉄株、医薬品株、エネルギー関連株、海運株なども買われた。半面、金融株は安い。不動産株、インフラ関連株、ハイテク株、消費関連株、空運株、メディア関連株も売られている。

【亜州IR】




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