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23日の中国本土市場概況:上海総合0.4%高で反発、ハイテク・医薬に買い


23日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比10.02ポイント(0.37%)高の2724.62ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、10.50ポイント(0.37%)高の2853.27ポイントで取引を終えている。

制裁関税の発動で「悪材料の出尽くし感」が広がる流れ。中国の知的財産権侵害に対抗する米国の制裁関税第2弾(中国からの輸入品160億米ドル相当に25%の追加関税)は、日本時間午後1時1分に発動された。これに対抗し、中国側も同規模の報復関税を発動している。指数は後場途中から上昇に転じた。関税第1弾が発動された7月6日の相場でも、後場からプラスに転じている。

業種別では、ハイテクや医薬関連の上げが目立つ。スーパーコンピュータ大手の曙光信息産業(中科曙光:603019/SH)が6.9%高、ソフト開発の中国軟件与技術服務(600536/SH)が4.0%高、CRO(医薬品開発業務受託)中国最大手の薬明康徳(603259/SH)が7.0%高で引けた。不動産株や消費関連株、発電株、自動車株、金融株、ゼネコンや建機のインフラ関連株なども買われている。

外貨建てB株の相場も値上がり。上海B株指数が0.81ポイント(0.28%)高の286.34ポイント、深センB株指数が10.15ポイント(1.02%)高の1008.57ポイントで終了した。


【亜州IR】



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