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28日の香港市場概況:ハンセン0.8%安と4日続落、セメント株は逆行高


28日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比184.32ポイント(0.77%)安の23740.73ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が32.89ポイント(0.32%)安の10297.96ポイントとそろって4日続落した。売買代金は731億4400万香港ドルと縮小傾向が続いている(27日は744億7700万香港ドル)。

模様眺めのムードが強まる展開。トランプ米大統領による就任後初の議会演説を米国東部時間28日夜(日本時間では3月1日午前)に控え、売買が低調に推移した。大型減税など、景気刺激策の中身を見極めたいとするスタンスが買いを見送る一因となっている。また、主要企業の決算発表が本格化していることも気がかり材料だ。

ハンセン指数の構成銘柄では、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ:2018/HK)が2.9%安、生命保険業務アジア大手のAIA(アメリカン・インターナショナル・アシュアランス:1299/HK)が2.1%安、金融業香港大手の東亜銀行(23/HK)が2.0%安と値下がり率上位に並んだ。取引所運営の香港交易所(香港証券取引所:388/HK)は1.4%安と続落。通期の3割減益が引き続き売り材料視されている。

一方、建材セクターはしっかり。中国建材(3323/HK)が3.1%、中国中材(1893/HK)が4.7%、安徽海螺セメント(安徽コンチセメント:914/HK)が1.3%、北京金隅(BBMG:2009/HK)が1.1%、中国西部水泥(西部セメント:2233/HK)が1.0%ずつ上昇した。中国建材と中国中材に関しては、それぞれの親会社である中国建材集団と中国中材集団の統合計画が進展したことも支援材料となっている。


【亜州IR】





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