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概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は6日ぶりに反落、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まる


【ブラジル】ボベスパ指数 66712.88 -0.38%

14日のブラジル株式市場は6日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比254.76ポイント安(-0.38%)の66712.88で取引を終えた。67110.44まで上昇した後、一時66251.14まで下落した。

後半にプラス圏を回復する場面もあったが、終盤に再び売りに押された。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力が強まった。また、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を受け、利上げペースが予想より加速するとの観測も強まった。一方、指数の下値は限定的。堅調な中国の経済指標が指数を下支えした。

【ロシア】MICEX指数 2141.50 -0.92%

14日のロシア株式市場は5日続落。主要指標のMICEX指数は前日比19.99ポイント安(-0.92%)の2141.50で取引を終了した。2162.13から2135.01まで下落した。

売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、その後は安値圏でもみ合った。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を受け、利上げペースが予想より加速するとの観測が警戒され、ロシアなど新興国株に売りが広がった。また、通貨ルーブル高の進行も資源輸出大手の圧迫材料。一方、この日に発表された中国の経済指標が堅調だったが、相場を支えるにはやや力不足だった。

【インド】SENSEX指数 28339.31 -0.04%

14日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比12.31ポイント安(-0.04%)の28339.31、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同12.75ポイント安(-0.14%)の8792.30で取引を終えた。

終始前日の終値近辺でもみ合った。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を控えて様子見ムードが強い。国内では、弱い経済指標が足かせに。1月の消費者物価指数(CPI)上昇率(前年同月比)は3.17%まで低下し、約2年ぶりの低水準を記録。高額紙幣の廃止に伴う流動性不足が小売業界を打撃したもようだ。

【中国本土】上海総合指数 3217.93 +0.03%

14日の上海総合指数は強含み。主要指標の上海総合指数は、前日比1.09ポイント高(+0.03%)の3217.93ポイントと5日続伸した。小幅ながら約2カ月ぶりの高値水準を切り上げている。

中国の指標改善が支え。中国人民銀行(中央銀行)の金融引き締めなどを警戒して売られたものの、引け際になって買いが優勢となっている。朝方公表された今年1月の中国物価統計では、消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)がそろって上振れた。なかでも、企業活動の目安となるPPIは先月に続き上昇。約5年5カ月ぶりの高水準を回復した。



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