ヤマノHD Research Memo(9):積極的な人財投資により「従業員が投資したくなる会社」を目指す(2)
ヤマノホールディングスは、2030年ビジョン達成に向けた中期経営計画の第1フェーズで「人的資本をより活かす経営」に注力している。同社は少子高齢化と人的資本の流動化を考慮し、多様な人材を活かす方針を掲げている。具体的には、CHROを外部から登用し、人事戦略室を設置。2025年までに人事機能を改善し、DE&I方針を策定、サクセッションプランを実施する予定だ。さらに従業員の持株会への加入促進策を強化し、加入インセンティブを高め、エンゲージメントと組織活性化を図る。その結果、従業員の持株会加入率が2024年10月には30.5%に達した。これらの取り組みを通じ、ヤマノホールディングスは衡量された人材投資による企業の持続的成長を狙っている。
2. 中期経営計画と進捗状況
「2030年ビジョン」の達成に向けた第1フェーズと位置付ける中期経営計画においては、テーマを「つなげる」とし、グループの経営基盤のさらなる充実を図る。「人的資本をより活かす経営」「既存事業の収益安定化」「資本コストや株価を意識した経営」を重点施策としている。
(1) 人的資本をより活かす経営
少子高齢化が進むなか、採用難や人財の流動化は今後さらに進むと予想される。同社グループは、M&Aを通じて出身企業の異なる多様な人財をグループ内に数多く抱え、女性社員比率も72.1%と高いことが特徴であるが、その強みを十分に活かしきれていない状況が、2024年3月期に実施したES調査の結果などで明らかになった。そのため、注力する取り組みを「多様な人財の活躍と有機的な結びつきで生産性の向上につなげる」とした。インナーブランディングによる企業理念(ミッション・ビジョン・バリュー)の浸透、グループを横断した自人事機能の強化、個人のキャリア形成を促進する職場環境の整備などをグループ全体で進める。また、現場を運営する各部門においては、柔軟な働き方、ワークライフバランスの促進、管理職層による組織マネジメント能力の向上、職種別/階層別の育成教育システムの見直し、人事評価制度(項目及び基準)の見直しなどを進める。そのなかで、同社においてグループ全体の従業員の統一採用・教育・育成を行うことも想定しており、各部門、グループ会社間に横串を刺していく人事機能が十分にワークする組織・体制づくりにも期待したい。
この「人的資本をより活かす経営」を進めるために、同社では既にCHRO※1を外部登用し2024年7月には社長直轄の人事戦略室を設置している。すでに、2025年3月期には人事基本機能の改善・強化、2026年3月期にはグループ人事方針の決定、2027年3月にはグループ経営に連動した人事戦略の改善・強化を取り組み項目として定めた。まず、1年目では人事機能の改善・強化、DE&I※2方針の策定、サクセッションプラン※3の策定・実行、人事制度の改定に取り組むこととしている。慢性的な人財不足、採用力の向上という課題に対しては、子会社・同社各事業部の人事担当者の育成によって人事担当者のスキルを向上させ、人事スペシャリストを増やし人事機能を強化する。DE&I方針の策定によって、多様な人財が創造性、革新性を発揮できる公平な職場環境の改善・整備を進める。役職員の高齢化、知識・スキルの伝承の遅れという課題に対しては、サクセッションプランの策定・実行により幹部候補人財や各部署の後継者人財の早期育成を図る計画であり、現時点では各部署の人員体制の分析や3年後を見据えた人員体制の検討を進めている。人事制度については、各等級に求める役割・評価基準が不明確であるという課題があり、これを明確にした等級制度・評価制度の改定を行う予定だ。
※1 Chief Human Resource Officerの略。経営戦略に則った人事戦略や組織づくりを統括する最高人事責任者。
※2 DE&I:Diversity(ダイバーシティ、多様性)、Equity(エクイティ、公平性)、Inclusion(インクルージョン、包括性)を包括した人事戦略であり、ダイバーシティを受け入れ、すべての人がエクイティに扱われ、活躍できる職場環境を実現する(インクルージョン)ことを目指す。
※3 サクセッションプラン(Succession Plan):将来のリーダーや重要なポジションを担う人材を計画的に育成し、円滑に後継者を選定するための計画。
そのほか、人的資本投資をエンゲージメント向上と組織の活性化、業績向上につなげていくGoodサイクルを実現するため、2024年10月より従業員持株会への加入インセンティブを高め、経営参画意識の向上、従業員の資産形成支援を強化する制度改正を行った。従来は、持株会において拠出している会員に対して月次拠出時に当月拠出額の5%を定率で支給していたが、2025年以降は毎年3月から翌年2月までの1年間継続して拠出した会員については、翌年2月の定率奨励金を年間平均拠出金の100%相当額とした。これによって、会員は通常月の5%と合わせ、年間拠出額の約13%の奨励金を受け取ることができる。また、入会時期により継続拠出期間が1年未満の会員についても、入会月から翌年2月までの平均拠出金の100%相当額の奨励金を支給することとした。なお、特別入会キャンペーンとして2024年度については、2024年11月時点の会員のうち、2024年11月から2025年2月まで継続拠出した会員については、新会員も既存会員も対象期間(2024年11月~2025年2月)の平均拠出金の100%相当額の奨励金を2025年2月に支給することとした。その結果、2024年10月時点の従業員の加入率は30.5%と2023年3月の2.7倍、2024年3月の2.2倍に急上昇した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 松本章弘)
<HN>
元フジアナ渡邊渚、背中パックリ大胆黒ドレス姿で「写真集発売まで…」
36歳人気タレント“妊娠疑惑”を否定「最近体重が増えてお腹がぽっこりしてきました」
●●ヤクルト負け●●【ヤクルト】8年ぶり交流戦最下位決定 2番手金久保が誤算、プロ初先発のドラ1中村優が1敗目
【阪神】頭部死球の中野拓夢に藤川監督「今のところは大丈夫だと。少し滑ったように当たって…」
桜田ひより主演映画「この夏の星を見る」土浦、五島つないでの完成披露で東京から「やっほ~」
かなり早い梅雨明けになる予想 関東甲信など7月上旬には夏到来か 猛暑と少雨の夏に
攻撃受けたイラン核施設、外部への放射能漏れ確認されず IAEA
ロバーツ監督「ピッチングとの関連があるとは思わないが…」大谷翔平、二刀流復活以降は1割5厘
メイが6回3失点も救援陣が打ち込まれ5敗目 食道破裂から復帰「健康でいられることが嬉しい」
【巨人】交流戦最後のすしレースはアナゴが圧巻の独走劇で1着 2位に7貫差で今季14勝目を飾る
ガーシー、錦織圭の元モデル妻の暴露にネット騒然「なんで結婚したんだろ?」
TOKIO国分太一が重大なコンプライアンス違反か 芸能活動休止へ
国分太一が無期限活動休止、「株式会社TOKIO解雇」一部の報道は関係者が否定
元フジ渡邊渚、ビキニに“スケスケ”白Tシャツ姿で初写真集告知「楽しんでまーす」タイで撮影
TOKIO国分太一、「ザ!鉄腕!DASH!!」降板 過去に複数コンプライアンス上の問題行為
国分太一降板で日テレ社長「関係者のプライバシー」強調 弁護士が解説「不倫的なことよりも…」
乳児院でわいせつの元保育士に懲役8年 「悪影響計り知れない」
脳幹梗塞で亡くなった38歳芸人、死去3日前の11日に「水ダウ」出演 相方について語っていた
田原俊彦「爆笑問題の日曜サンデー」での言動にTBS再発防止申し入れ 田原側からはおわび
「マジ!?」田原俊彦が仰天!希望額8万円“お宝”鑑定額にスタジオ大歓声、15歳時に母が購入
ガーシー、錦織圭の元モデル妻の暴露にネット騒然「なんで結婚したんだろ?」
ヒカル、浮気相手とのLINE流出にドン引きの声「キモすぎる」「吐きそう」
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
有村昆(44)の不倫未遂の相手とされるセクシー女優、ネットで「唯井まひろ」と噂されるも、本人は…
小澤征悦と再婚した桑子真帆アナ(34)黒い過去が流出、衝撃の過去にネット騒然
TOKIO国分太一が重大なコンプライアンス違反か 芸能活動休止へ
小倉優子、不自然な“二重ライン”にネット騒然「やっぱり整形?」
「変わりすぎ…」33歳女優が衝撃“顔面整形”ビフォーアフター写真を公開
さんま「あれは中居が悪い」と断言 フジ“あの事件”に言及「中居が…俺は“やめとけ”って」
堀江貴文氏「国民民主」山尾志桜里氏の公認取り消しに“ひと言ツッコミ”に賛同多数

ヤマノHD Research Memo(8):積極的な人財投資により「従業員が投資したくなる会社」を目指す(1)
ヤマノHD Research Memo(10):積極的な人財投資により「従業員が投資したくなる会社」を目指す(3)
プロジェクトホールディングス---事業計画及び成長可能性
ヤマノホールディングス---報告セグメントの変更
CSSHD Research Memo(6):3年間の年平均成長率は売上高で15.3%、営業利益で16.8%
セレコーポレーション Research Memo(9):長期経営ビジョン「ビジョン2030」を策定(2)
CSSHD Research Memo(8):4つの取り組みを推進し、中期経営計画の目標達成を目指す(2)
三菱商事、経営戦略2027の実現に向けた人事領域の取り組みについて発表
人的資本経営の推進に関する「人的資本調査2024」の調査結果を発表
ヒガシホールディングス---新中期経営計画「中期経営計画2028」を策定、プライム市場昇格を目指す