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高島---1Qは減収減益も、電子・デバイスセグメントが新規受注の拡大で2ケタ増収増益


高島<8007>は10日、2023年3月期第1四半期(22年4-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.3%減の176.74億円、営業利益が同26.6%減の1.88億円、経常利益が同7.4%減の3.00億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同20.8%減の1.91億円となった。

建材セグメントの売上高は前年同期比7.7%減の95.62億円、セグメント損失は0.38億円(前年同期は0.49億円の利益)となった。建設資材関連分野は、地盤改良工事等において大型案件の受注の谷間となったことで売上高が減少した。太陽エネルギー関連分野は太陽光パネル及び周辺機器の供給遅延の影響を受け低調に推移した。断熱資材関連分野、住宅資材関連分野は概ね堅調に推移し、利益貢献があったが、業績拡大に向けた営業活動の増加、システム投資の増加により販売費及び一般管理費が増加し、減収減益となった。

産業資材セグメントの売上高は前年同期比6.3%減の40.99億円、セグメント損失は0.47億円(前年同期は0.09億円の利益)となった。繊維関連分野は、値上げの影響による市場の停滞、需要減で低調に推移した。樹脂関連分野、半導体不足の影響による自動車市場の影響を受けて低調に推移し、減収減益となった。

電子・デバイスセグメントの売上高は前年同期比20.0%増の39.63億円、セグメント利益は同43.7%増の2.46億円となった。電子機器関連分野は、主力市場である民生電子機器市場、白物家電市場共に前年比において減速しているものの、新規受注拡大を実現し、増収増益となった。

賃貸不動産セグメントの売上高は前年同期比1.8%増の0.49億円、セグメント利益は同5.7%増の0.27億円となった。前期から保有不動産に変動はなく、売上高、セグメント利益ともに横ばいとなった。

2023年3月期通期の連結業績については、売上高が前期比10.7%増の820.00億円、営業利益が同16.3%増の18.00億円、経常利益が同3.2%増の19.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.0%増の14.00億円とする期初予想を据え置いている。


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