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大同工業---18/3期は営業利益が12.9%増、海外拠点の強化と事業領域の拡大が進む


大同工業<6373>は14日、2018年3月期連結決算を発表した。売上高は前期比8.2%増の471.55億円、営業利益は同12.9%増の29.12億円、経常利益は同2.3%減の32.05億円となったが、、親会社株主に帰属する当期純利益については、インドネシア子会社において減損損失を計上したことが大きく影響し、同22.0%減の14.15億円となった。
日本における売上高は、前期比6.0%増の248.36億円となった。前期において熊本地震の影響などにより、完成車メーカー向け二輪車用チェーン、アルミリムの受注が低調であったものの、前期の後半より受注が回復基調となるとともに、二輪車用アルミリムにおいては新機種の受注を獲得できたこと、二輪車用チェーンにおいては欧州市場向けの付加価値の高いチェーンの受注が好調であったこと、さらに産業機械用チェーンにおいても高付加価値品の受注が好調に推移した。

アジアにおける売上高は、前期比16.8%増の139.09億円となった。中国において、日系自動車メーカーの増産を背景に四輪車用チェーンの受注が好調に推移したことに加えて、アセアン諸国において完成車メーカー向けの二輪車用チェーンの受注が好調に推移した。

北米における売上高は、前期比12.6%減の40.99億円となった。四輪車用チェーンにおいて、前期の新規の立ち上げ後の一服感などが影響した。

南米における売上高は、前期比28.9%増の24.65億円となった。産業用・農業用チェーンやコンベヤの受注が好調に推移するとともに、二輪車用チェーンにおいて完成車メーカー向けの受注が好調に推移した。

欧州における売上高は、前期比13.0%増の18.44億円となった。完成車メーカー向けの二輪車用チェーン及びアルミリムの受注が堅調に推移するとともに、補修市場向けにおいてもドイツ向けの販売を中心に付加価値の高い二輪車用チェーンの受注が好調に推移した。

2019年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比4.8%増の494.00億円、営業利益が同9.9%増の32.00億円、経常利益が同6.1%増の34.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同48.3%増の21.00億円としている。経常利益に関しては2期ぶりに過去最高益を更新する見通し。



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