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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米インフレ指標鈍化も米中摩擦懸念は継続


今日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩むと予想される。米インフレ指標が鈍化することでスタグフレーション懸念が緩和され、ドル買い先行の動きがあるが、米中貿易摩擦の激化への懸念がドルの上昇を抑える見通しである。米国政府の一部関税引き上げ停止の影響で、リスクオンのムードが広がり、世界的な株価上昇と円売りが予想されるものの、円買い圧力も根強く残る。今後発表される米消費者物価指数が予想通り鈍化すれば、ドル買いにつながる可能性があるが、米中摩擦激化のリスクがドル上昇の重石となる。

*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米インフレ指標鈍化も米中摩擦懸念は継続 10日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米インフレ指標の鈍化でスタグフレーション懸念が一服すれば、追加利下げ観測の後退でドル買い先行。ただ、米中貿易対立の激化が懸念され、ドルの上昇は限定的となりそうだ。

米トランプ政権は前日、中国以外で対米報復を決定していない貿易相手国に対し、相互関税の引き上げ分を90日間猶予する方針を打ち出した。それを受け米主要株価指数は急騰。特に、過去4日間で4500ドル超下げたダウは約3000ドル高となり、ドルの買戻しが優勢に。ユーロ・ドルは1.0910ドル付近に軟化、ドル・円は円売りも加わり144円50銭台から148円20銭台まで水準を切り上げた。ただ、本日アジア市場はドル買い・円売りは縮小した。

この後の海外市場は米国政府の関税引き上げの一部停止を受け、リスクオンのムードが広がりやすい。世界的に急激な株高に振れ、円売りが主要通貨を押し上げる見通し。一方、9日に公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で当局者は高関税政策を背景としたインフレ加速と雇用悪化のリスクを認めた。ただ、今晩の消費者物価指数(CPI)は鈍化が予想され、スタグフレーション懸念が払拭されればドル買い地合いに。もっとも、米中摩擦激化への警戒で根強い円買いはドルの重石となる。

【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米 3月消費者物価コア指数(予想:前年比+3.0%、2月:+3.1%)
・21:30 米 先週分新規失業保険申請件数(前回:21.9万件)


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