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注目銘柄ダイジェスト(前場):川崎重、サイゼリヤ、Synsなど


2023年10月25日、注目銘柄の市場動向が発表されました。ABCマートは営業利益が市場予想を下回ったため大幅続落しました。サイゼリヤは野菜などの食材価格上昇の影響で前年同期予想を下回る決算となり、通期予想も下方修正しました。川崎重は米トランプ政権の相互関税上乗せ部分の一時停止発表を受けてストップ高を記録しました。フジクラとメイコーも同様に反発しました。Synsは航空自衛隊の入札案件を受注し、年初来高値を更新しました。レナサイエンスはAIを活用した医療機器の試験成功が報じられ、株価が回復しました。

*11:49JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):川崎重、サイゼリヤ、Synsなど ABCマート<2670>:2601.5円(-108.5円)
大幅続落。前日に25年2月期の決算を発表、営業利益は626億円で前期比12.4%増となり、市場予想を10億円程度下振れる着地になったとみられる。また、26年2月期は640億円で同2.3%増の予想。コンセンサスを20億円程度下振れている。粗利益率の伸び悩みに加えて、賃上げによる人件費上昇など見込んでいるようだ。下振れ決算に加えて、本日は円高メリット銘柄が相対的に軟調な地合いも影響している。


サイゼリヤ<7581>:3980円(-170円)
大幅続落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は61.9億円で前年同期比4.2%増となり、従来予想の72億円を下回る着地になっている。また、通期予想は従来の166億円から155億円、前期比4.3%増に下方修正。売上高は上振れ推移となっているものの、米価格の高騰や野菜などの食材価格上昇の影響を受け、粗利益率が想定よりも低下するもよう。通期の市場コンセンサスは従来会社計画を上回る水準であったため、ネガティブ反応が優勢に。


フジクラ<5803>:4710円 カ -
ストップ高買い気配。米トランプ政権の相互関税上乗せ分の一時延期を受けて株式市場には過度な警戒感が後退、とりわけ、米国市場ではナスダック指数が12%超の上昇、SOX指数も18.7%の急騰となり、東京市場でも下げのきつかった半導体関連株のリバウンドの動きが目立っている。半導体関連株高に伴い、同社などの電線株にも買いが集まる展開へ。なお、4月2日相互関税発動後の同社株は前日まで25%の下落であった。


メイコー<6787>:5600円 カ -
ストップ高買い気配。米トランプ大統領が相互関税の上乗せ部分について90日間の一時停止を発表。同社は米中対立を見据えてベトナムで製造体制を構築してきており、23年以降の株価水準訂正につながっていたが、4月2日の相互関税詳細発表において、ベトナムに46%の高関税が課せられ、その後同社株の売り材料となっていた。今回、関税上乗せ部分の延期が決まったことで、過度な警戒感が大きく後退する流れになっている。


川崎重<7012>:7457円(+1000円)
ストップ高。米トランプ大統領が、相互関税の上乗せ部分について一部の国・地域に90日間の一時停止を許可すると発表。日本もこれに含まれ、即時実施となっている。前日の米国株式市場は急伸となり、為替市場でもドル高円安が進む展開に。これを受け、東京市場でも相互関税詳細発表後に急落の反動の動きが強まる形へ。4月2日と前日終値との比較でいうと、同社は太陽誘電に次いでプライム市場では下落率第2位であった。


GENDA<9166>:1099円(+81円)
急反発。連結子会社によるPlayer One Amusement Group Inc.を傘下に有する米Pixel Intermediate Holding Corporationの株式取得(連結子会社化)を発表、買いが優勢となっている。株式取得後はNENに対するPMI施策と同様、PLAYER ONEが持つ巨大なネットワークにミニクレーンの設置や「Kawaii」景品の他、今後予定されている日本アニメIPも含めた同社グループならではの景品を導入し、更なる売上の増加を見込んでいる。


レナサイエンス<4889>:1060円(+60円)
急反発。維持血液透析を支援する人工知能(AI)を活用したプログラム医療機器の薬事承認のための臨床性能試験における登録患者数が目標症例数(150例)に到達したことを発表し、好感されている。このプログラム医療機器は、約3,000症例(国内透析患者の1%程度)におよぶ透析治療情報をAIに学習させて透析専門医の治療を模倣し、透析専門医と同等の予測を非専門医に提供し、非専門医の知識及び経験を補い、透析患者に対する適切な維持血液透析治療の施行に寄与することが期待されるという。


Syns<290a>:1148円(+150円) 1117 +119
ストップ高、年初来高値更新。航空自衛隊の入札案件である「宇宙システムにおけるセキュリティガイドラインの作成」を受注したことを発表し、好材料視されている。本案件は、航空自衛隊の装備品である宇宙システムに対して、個々の宇宙システムに対するセキュリティ管理策を策定するための指針となる標準的なガイドラインの作成に関する役務について規定することが求められる。契約金額は99,990,000円。またあわせて、防衛省情報本部の「画像調達案件」を落札(落札金額87百万円)したことも発表している。 <ST>
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