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3月13日のNY為替概況


3月13日のニューヨーク外為市場では、ドル・円が上昇した後に反落し、147円42銭で取引を終えた。米長期金利の上昇がドル買いを促進したが、米2月の生産者物価指数の伸びが予想以上に鈍化したため、金利が低下しドル売りが進行。また、米国の関税策が景気に影響を与えるとの懸念からリスク回避の円買いも加速。ユーロ・ドルは、米欧間の貿易摩擦懸念から一時的に下落した後に反発。特に、トランプ大統領がEU製品に関税を賦課すると言及したことが影響した。他の通貨ペアでも、様々な要因により変動が見られた。

*04:00JST 3月13日のNY為替概況 13日のニューヨーク外為市場でドル・円は148円34銭まで上昇後、147円42銭まで反落し、引けた。

米長期金利上昇に伴いドル買いが優勢となったのち、米2月生産者物価指数の伸びが予想以上に鈍化したほか、米国の関税策が景気に影響を与えるとの懸念に金利が低下に転じドル売りに転じた。リスク回避の円買いも強まった。

ユーロ・ドルは1.0823ドルまで下落後、1.0878ドルまで上昇し、引けた。欧州連合(EU)によるウィスキー50%関税賦課を含めた米国製品に対する報復関税発表に対し、トランプ大統領がEU産のワイン、シャンペーンなどのアルコールに200%関税を賦課すると言及したため欧米貿易摩擦深刻化を警戒し、ユーロ売りが優勢となった。

ユーロ・円は161円00銭から160円06銭まで下落。

ポンド・ドルは1.2965ドルへ上昇後、1.2921ドルまで下落した。

ドル・スイスは0.8821フランから0.8855フランまで上昇した。

【経済指標】

・米・2月生産者物価指数:前月比+0%(予想:+0.3%、1月:+0.6%←+0.4%)
・米・2月生産者物価コア指数:前月比―0.1%(予想:+0.3%、1月:+0.5%←+0.3%)
・米・2月生産者物価指数:前年比+3.2%(予想:+3.3%、1月:+3.7%←+3.5%)
・米・2月生産者物価コア指数:前年比+3.4%(予想:+3.5%、1月:+3.8%←+3.6%)
・米・先週分新規失業保険申請件数(3/8):22万件(予想:22.5万件、前回:22.2万件←22.1万件)
・米・失業保険継続受給者数(3/1):187万人(予想:188.8万人、前回:189.7万人)

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