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日経VI:低下、日米中銀会合を前に様子見ムード強まる


16日の日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は前日比1.67ポイント下がり、19.96となりました。これは、今週の米日中銀会合を控え、市場参加者が慎重な姿勢を強めているためです。同VIは市場の予想する日経平均株価の一ヶ月間の変動規模を示しています。この指数は通常、市場のボラティリティが高まると上昇し、日経平均株価とは逆相関する傾向があります。今回の低下は、先週の米市場で株価指数がまちまちに終わったことや、東京市場での日経225先物の上昇開始が影響しており、積極的な買いが控えられていることが影響しました。

*17:03JST 日経VI:低下、日米中銀会合を前に様子見ムード強まる 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は16日、前日比-1.67(下落率7.72%)の19.96と低下した。なお、高値は21.40、安値は19.96。先週末の米株式市場で主要株価指数はまちまちで終了していたが、東京市場は買い優勢で取引を開始し、日経225先物は上昇して始まった。買い一巡後は日米中銀会合を前に積極的な買いが手控えられており、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退した。日経VIは終日、先週末の水準を下回って値を付けた。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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