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米国株見通し:弱含みか、インフレ高進なら利上げ休止期待は後退


*13:51JST 米国株見通し:弱含みか、インフレ高進なら利上げ休止期待は後退 (13時40分現在)

S&P500先物      4,137.00(+3.00)
ナスダック100先物  13,271.75(+7.00)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は20ドル安。長期金利は底堅く、本日の米株式市場はやや売り先行となりそうだ。


9日の主要3指数は下落。序盤から売りに押されナスダックは3日ぶりに下げ、ダウは56ドル安の33561ドルと2日連続のマイナスで取引を終えた。債務上限問題でホワイトハウスと議会との協議が難航し、買いづらい地合いが続いた。また、10日発表の消費者物価指数(CPI)でインフレ高進が示されれば連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め長期化につながるため、長期金利の上昇を手がかりとした売りが指数を押し下げた。


本日は弱含みか。今晩のCPIは前年比+5.0%、コア指数は+5.6%と前回からほぼ横ばいの見通し。市場予想を上回りインフレ高止まりが示されれば、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ休止の期待は後退。その際には金利高を背景に売り優勢の展開に。また、地銀株の値動きが不安定で、買いは入りづらい。一方、債務上限問題は最終的に議会の合意が見込まれているものの、リスク要因として警戒され買いを抑制しそうだ。


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