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NY外為:ユーロ高値から反落、ECBが金融緩和維持を再表明


欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で市場の予想通り政策金利の据え置きを決定した。同時に、パンデミック資産購入プロブラム(PEPP)規模を1.85兆ユーロで維持。PEPPの購入ペースを今四半期は著しく加速させることを確認した。また、インフレが目標に近づくまで、金利は現状またはそれ以下で維持するとフォワードガイダンスも維持。その後に行われた会見で、ラガルド総裁は短期リスクは依然下方も中期的には均衡とした。同時に、ECBはPEPPの縮小を協議せず、緩和縮小は時期尚早との考えを示した。

ECBの決定を受けた直後、ユーロ買いが優勢となったが、ラガルド総裁会見を受けてユーロ売りが強まった。ユーロ・ドルは1.2069ドルまで上昇後、1.2003ドルへ反落。ユーロ・円は130円47銭まで上昇後、129円70銭まで反落した。

【金融政策】
・欧州中央銀行(ECB)
・主要政策金利を0.00%に据え置き
・預金ファシリティ金利(中銀預金金利、下限)を-0.50%に据え置き
・限界貸出金利(上限)を0.25%に据え置き
・パンデミック資産購入プロブラム(PEPP)購入枠1.85兆ユーロ維持
「PEPPの購入ペースを今四半期は著しく加速させると確認」
「PEPPの総額を使い切る必要はなく、規模拡大も可能」
「インフレが目標に近づくまで、金利は現状またはそれ以下で維持」
【経済指標】
・ユーロ圏・4月消費者信頼感指数速報値:-8.1(予想:-11.0、3月:-10.8)

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